「ランナー電卓」アプリはマラソン大会などのペース計算におすすめ
マラソン大会に出場するようになると、いつの間にか 1km ごとのペースだったり、ゴールタイムに基づくある距離での通過タイムなどの走行データを気にするようになりますよね? 私自身も数年前までは三度の飯よりランニング好きな市民ランナーだった(今は長期活動停止中)ので、普段の生活でも「次こそは ○○ 分を切りたいからそのために必要なペースは何か?」や「キロ ○○ 分 ○○ 秒だったら次のレースはこのタイムでゴールしそうだ」と、日々妄想にふけっていました。このような計算は、それ自体はとても単純なのですが、正確な数値を短時間で割り出すことは中々難しい。そこで「ランナー電卓」の登場です。このアプリがあれば、簡単にタイムやペース、距離の計算とスプリットタイムの確認が行えます。
ランナー電卓といっても基本的には普通の電卓アプリで、従来通りお金や数字を計算することができます。特別なのは時間のボタンと「Full」や「Half」の距離ボタン(その数値を代入するだけ)があるだけで、このボタンによって時間や距離を入力することができます(主に足し算用です)
時間を計算する例を挙げると、1.5km を周回コースをそれぞれ 5 分 10 秒、6 分 29 秒、4 分 54 秒で走ったとします。それをランナー電卓で計算すると結果は次のようになります。スプリットタイム機能が無いストップウォッチの場合にはこれを代用できそうです。
本記事のメインテーマはペースにまつわる計算です。それは中央の「ペース計算」タブで行います。この画面では 1km ごとのペース、時速、距離とペースからのゴールタイム、ペースとタイムからの走行距離を計算します。
例えば、10km レースを 45 分 15 秒で完走した時のペースを計算するとします。アプリの「Pace / Speed」タブを表示し、下の「Distance」にレース距離を、「Time」にゴールタイムを入力します。これで計算すると、次のように平均ペースや平均時速が分かります。結果を見て、ペースはどうだったと今回のレースを反省する時に役立ちます。
さらにこの画面の「Split Time」ボタンをタップすると、1km ごとのスプリットタイムも瞬時に表示されます。この表を見ると、このタイムなら 5km の通過タイムが 22 分 37 秒だったと分かります。これはあくまでも平均から求めたものなので、レースでのパフォーマンスを把握するときの参考にしかなりません。
「ペース計算」タブを利用すれば目標ペースの設定や目標タイムの達成に必要となるペース条件を求めることもできます。例えば、フルマラソンのサブスリー(3 時間切り)を狙っているランナーであれば、キロ 4 分 15 秒のペースで少なくともトラック 1 周を 1 分 42 秒を切るような走力が必要になると分かります。また、スプリットタイムの表から 30km 地点を 2 時間 07 分 57 秒を切るペースで走行しないといけないことも分かりますよね。
別の例を挙げると、現時点の走力がキロ 4 分 40 秒前後で、ハーフマラソンに参加したらタイムはどうかを知りたい場合は、画面を「Time」に切り替えて、「Pace」に 4 分 40 秒を、「Distance」に 21.0975 を入力するか「Half」ボタンをタップすると、1 時間 38 分 27 秒が計算上のゴールタイムになると分かります(実際のレースでは疲労が影響してくるので、多くの場合、ペースは徐々に落ちていきます)。
ランナー電卓には他にも、「応援ポイント」という応援者向けの機能があります。これは、応援しているランナーの持ちタイム、スタート地点からの距離、レースの距離を入力するだけで、レーススタート後にランナーがおよそ何分後に応援地点を通過するのかを確認できます。友達や家族を応援する時に、事前にペースを聞いておけば予想通過時間を直ぐに調べられます。
またマラソントレーニングを再開しようかな~。ちなみに、当時使っていたレース用のシューズです。
「ランナー電卓」(Google Play)
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