楽天が携帯キャリア事業に新規参入へ、2019年にサービスを開始
楽天は 12 月 14 日、携帯電話サービス事業への新規参入を発表し、2019 年にも独自のサービスを開始する意向を明らかにしました。
楽天は「楽天モバイル」として、これまで他社の設備を借りて携帯電話サービスを提供してきましたが、今回の発表によって NTT ドコモや KDDI、ソフトバンクのように自前の基地局や通信網を持ち携帯サービスを提供することになります。つまり国内市場は今後、4 大キャリア体制に変わります。
楽天の携帯電話事業への参入は、国内の携帯電話市場に大きな変革をもたらしそうです。まず考えられるのは携帯端末や携帯使用料の価格破壊です。
他社は携帯・通信事業が主力ですが、楽天には楽天市場という安定した収益基盤があるため、他社よりも大幅に価格を下げてくる可能性があります。
我々エンドユーザーにとって携帯選びの重要なポイントの一つは価格です。楽天は携帯サービスを始めるに際して、まずは他社からユーザーを奪い取ろうと必死になるはず。そのため端末・プランの料金を相当安く提供すると見られます。価格を携帯選びの決め手にしている方は、2019 年には楽天に乗り換えることを念頭に物事を決めるのがよろしいかと。
また、楽天には他社に無い EC 事業で培った巨大な経済圏と小売ノウハウもあるので、共通ポイントである楽天スーパーポイントを携帯使用料に応じて付与することや、楽天市場の関連商品との抱き合わせ販売、楽天グループが提供している各種サービスの無料開放(Amaozn プライム的な感じ)も行うと見られます。
楽天は来年初頭に総務省に対して電波の新規割当を申請し、2019 年のサービス開始に合わせて通信設備の整備に入ります。
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