Bullitt Mobile、FLiR赤外線サーマルカメラを備えた「CAT S61」を発表、測量や空気の調査も可能に

投稿日時 3月 3rd, 2018 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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英国のスマートフォンメーカー Bullitt Mobile は 2 月 22 日、世界的に有名な建機メーカー Caterpillar のブランド名を冠した新型タフネススマホ「CAT S61」を発表しました。

CAT S61 は、Bullitt Mobile が提供している CAT スマホの中でも高スペックなフラッグシップライン S60 シリーズの新作で、FLiR 赤外線サーマルイメージングカメラをビルトインしている点で他の CAT モデルとは大きく異なっています。

CAT S61 の基本スペックは、Android Oreo(Android P へのアップデートも予定)、5.2 インチ 1,920 x ,1080 ピクセルの液晶(ゴリラガラス 5 付き)、Snapdragon 630 2.2GHz オクタコアプロセッサ、4GB RAM、64GB ROM、背面に 4K 録画対応の 1,600 万画素カメラ、4,500mAh バッテリーを搭載しており、デュアルバンドの Wi-Fi や Bluetooth 5、LTE Cat 13、VoLTE、Quick Charge 4.0 等に対応しています。スペック的にはミッドレンジクラスです。

CAT スマートフォンは工事や建設の現場で活躍している方々の利便性を最優先に考えて設計されたデザインや機能を特徴としており、IP68 レベルの防水・防塵、MIL-STD-810G 準拠の耐久性にはもちろん対応していますが、CAT S61 ではさらに 1.8m からの落下耐久性、水深 3m(60 分まで)までの潜水、耐塩水(海でも使える)に対応しています。また外装は新たにアルミダイキャストフレームを採用しているため、従来モデルとは外見が少し違っています。

CAT S61 は、解像度のアップした FLiR サーマルカメラを装備しており、摂氏 -20 度 ~ 400 度の範囲で環境のサーモグラフィーを見ることのほか、MYFLiR アプリによりサーモグラフィー映像をライブ配信することもできます。

また、CAT S61 では半径 10m 圏内においてレーザー光源を用いた距離の測定、VOC センサーの追加により室内の湿度や空気の綺麗さも測定できるようになりました。

FLiR サーマルカメラを使って火災や作業現場の火種を調査するだけでなく、管理室等へライブストリーミングすることや、レーザーセンサーを使って簡易的な測量をしたり、VOC センサーを使って室内環境を調査できるスマートフォンは今のところ CAT S61 しかありません。

Source : CAT