ユニークな機体デザインの新しい折りたたみ式ドローン「LeveTop」が登場
スマートフォンをはるかに凌ぐカメラスペックとユニークなボディデザインを採用したポータブル GPS ドローン「LeveTop」がクラウドファンディングサイト KickStarter に登場してきました。
LeveTop はスマートフォンで飛ばす Wi-Fi FPV ドローンで、ボトル型の機体本体にアームとプロペラを収納する構造のため、運搬中のアームやプロペラへの負荷を大幅に軽減し、とても携帯性に優れた機体です。パッケージには専用ポーチも付属します。
折りたたみ式アームの GPS ドローンは世の中に多数出回っていますが、その中でも LeveTop は形から違います。4 本のアームは垂直方向に展開するような構造なので、Power Vision のような外観になります。機体重量は 350g(バッテリー込み)で、1,500mAh の着脱可能なリポバッテリーでは 20 分間のフライトが可能とされています。この機体重量で 20 分間のフライトが可能というのは素晴らしいと言えます。
LeveTop の特徴は形状だけではありません。カメラも結構凄いです。機械式ジンバルは付いていませんが、Parrot Bebop 2 のようにデジタルスタビライザーが備わっており、イメージセンサーにはピクセルサイズ 4.0μm とスマートフォン用イメージセンサー(1.12 ~ 2.0 μm)よりも大きなものを採用しているので、空撮写真・動画の画質はとても良いと予想できます。ただ、動画は 1080p でしか撮影できないのでプロ向けとまではなりません。
LeveTop は GPS と Glonass の GNSS システムに対応しているので(いわゆるデュアル GPS です)、ワンキーリターンやフォローミー、ジオフェンスなどのインテリジェントフライト機能も有している他、撮影用のカメラはオブジェクト認識に対応しており、DJI ドローンのアクティブトラックのような追尾飛行も可能です。
これだけのスペックと機能を持ちながらも LeveTop の標準価格はたったの $139 なのです。いわゆる空撮セルフィードローンに分類されますが、これほどコスパの良い機体は他にありません。おそらく性能面やカメラ画質は同ジャンルの中でも出来の良い C-me ドローンよりも良いと予想されます。
ただ、LeveTop はスマートフォンを使って飛ばすドローンなので、操縦可能な範囲は 100m 前後に留まっています。送信機や Wi-Fi リピーターのことには触れていないので、おそらくそれらは用意されていないのでしょう。
様々なドローンを見てきた私の LeveTop に対する印象はこの価格なら試す価値は十分高いというものです。性能や機能は DJI や Parrot などの有名ドローンメーカーの GPS 対応モデルの方が断然良いはずなので、既にそのような高性能ドローンをお持ちの方にとっては LeveTop は不要かもしれません。
LeveTop は早ければ 2018 年 6 月に発送が始まります。
Source : Kickstarter
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