2018年のAndroidスマホで流行っている「Dolby Atmos」の聴き方
ドルビーのサラウンドオーディオ技術「Dolby Atomos」がスマートフォンでも年々と採用機種が増えており、今年は、様々な端末メーカーが既に自社のフラッグシップモデルに組み込んでいる状態で、もう一般的なオーディオ機能の一つになってきた気がしています。そこで今回は、2018 年の最新スマートフォンを用いて Dolby Atmos の特徴をご紹介します。
今回用いたスマートフォンは Huawei の最新フラッグシップモデル「Huawei P20」です。P20 は Dolby Atmos に標準で対応しており、コンテンツ側も対応していればヘッドホンで Dolby Atmos のバーチャルサラウンドを体験することができます。
Dolby Atmos には、映画館向け、ホームシアター向け、モバイルデバイス向けなど幾つかのバージョンがありますが、スマートフォンが対応しているのは大抵の場合モバイル版です。
映画館やホームシアター向けの Dolby Atmos は多くのスピーカーを配置することにより、リアルなサラウンドサウンドを体験できますが、モバイル版は耳の錯覚を利用して疑似的なサラウンドを演出するバーチャルサラウンドを視聴することになります。
それでも Dolby Atmos ではオブジェクトベースの三次元サラウンドを提供するので、音源が頭上を含む周囲から立体的に聴こえてきます。モバイル版はそれをヘッドホンで体験します。
Dolby Atmos のバーチャルサラウンドを体験するにはコンテンツ側の対応も必要になってきますが、例えば、YouTube で公開されているサンプル動画を P20 で再生すると、体が揺さぶられるうな迫力、まるでその場で視聴しているかのような臨場感、音源が自分の周りを蠢くぬるぬるとした立体感を感じることができます。
この点に注目して Dolby Atmos 対応のオーディオを聴くと Dolby Atomos の凄さがはっきりとわかると思います。
今回用いた Huawei P20 では Dolby Atmos がオプションメニューに組み込まれており、基本的には ON/OFF するだけで機能の有無を切り替えられます。また、スマート、映画、音楽と種類別にサラウンド感の特性を調節することもできます。
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