OPPO Find Xが正式発表、パノラマアークディスプレイやステルス3Dカメラを搭載
中国メーカー OPPO は 6 月 19 日、先進的なスマホデザインを採用した新フラッグシップ「OPPO Find X」を発表しました。
OPPO の Find シリーズは過去の一時期、同社のフラッグシップブランドでしたが、2014 年の Find 7 シリーズを最後に後続モデルの投入はありませんでした。Find シリーズの新型が投入されるのは約 4 年ぶりのことなので、個人的には久々の新モデル投入というよりも、Find シリーズの復活という印象を強く感じています。
Find X は 93.8% という高い画面占有率を実現した全画面デザインのハイスペックモデルで、フロントの左右が広範囲に曲げられた「パノラマアークデザイン」と、モーター駆動で本体上部から飛び出す「ステルス 3D カメラ」を搭載している点が大きな特徴です。
ディスプレイはアスペクト比 19.5:9 の 6.42 インチと大きいながらも、全画面デザインにより全体的にコンパクト。しかも背面のガラスパネルは上下左右に大きくカーブしているので持ちやすそうです。
驚きの「ステルス 3D」カメラ」ですが、ここにはデュアルのリアカメラとシングルのフロントカメラ、そしてフロント側にドットプロジェクターや赤外線カメラ等のセンサーを搭載したモジュールとなっており、通常は本体内部に収納されていますが、カメラ機能を使用するとモーター駆動により飛び出してきます。カメラを使い終わると収納される仕組みです。
カメラで注目されるのは AI による機能の拡張と 3D 顔認証に対応している点です。AI 機能ではなんと 800 種類ものシーンを検出することができ、それぞれのシーンに最適なカメラ設定で写真や動画を撮影することができます。
やはり凄いのはフロントカメラでしょう。まず Find X には iPhone の「TrueDepth カメラ」に似た 3D 顔認識用のモジュールが搭載されており(Android では世界初とされています)、ドットプロジェクターによってユーザーの顔に投映された識別子を赤外線カメラが読み取り、 AI がユーザーの顔を 3D モデル化します。これにより、顔の特徴を高い精度で記録できるため、フェイスアンロックの安全性は指紋認証よりも 20 倍高いとされています。また、ポートレートモードの仕上がりを良くし、顔への光の当たり方を後から調節できるライディング効果機能も実現しています。さらに「Omoji」と呼ばれる OPPO 流の AR 絵文字も利用できるようになりました。
ファームウェアは Android 8.1 Oreo + Color OS という構成で、Snapdragon 845 プロセッサ、8GB RAM + 256GB ROM、3,730mAh バッテリーを搭載。OPPO Find X の USB コネクタは Type-C ですが、OPPO スマホの代名詞といえる爆速充電機能「VOOC」もサポートしています。
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