Google、NFCによるモバイル決済サービス提供に向け、MasterCardやCitigroupと提携?
GoogleのCEO Eric Schmidt氏が昨年11月にNFCチップを搭載したNexus Sをチラ見せした際、Android 2.3(Gingerberad)ではNFCに対応し、端末がクレジットカードの機能を持つことで、(おサイフケータイのように)端末をかざすだけで商品代金を支払うことができると言われていましたが、WSJが伝えているところによると、GoogleはNFC対応のAndroid端末を使ったモバイル決済サービスの提供を目指し、MasterCard(マスターカード)、Citigroup(シティグループ)と協力関係にあると伝えています。
WSJによると、そのプロジェクトはまだ初期の段階とのことですが、今のところ、MasterCardやCitigroupの顧客は、そのデビッドカードやクレジットカードの情報を専用に提供されるアプリをAndroidスマートフォンにインストールすることで登録でき、商品代金をカウンターなどに設置されているリーダーにかざすことで支払えるようになるとのこと。そのアプリでは、口座番号を管理することのほか、購入履歴なども確認できる機能も搭載されているようです。また、そのモバイル決済サービスの利用者はターゲット広告や割引クーポン情報など得ることができるという。このプロジェクトには、非接触型決済機器の専門メーカーのVeriFone Systemsも合流したと伝えられています。WSJによるとそのサービスは年内にも開始される見込みとのこと。
Googleはこのモバイル決済サービスの中で、小売店などに対し、ターゲット広告の出稿や近くのユーザに対する割引クーポンの発行を手助けするために顧客データの提供を行うことで、広告ビジネスの強化を目指していると見られています。これについてGoogleは小売店から手数料を取るようなことは考えていないとのこと。
Source : WSJ
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