Huawei、Android 9 Pie向けの「EMUI 9.0」を初公開
Huawei が IFA 2018 イベントで Android 9 Pie 向けに開発している「EMUI 9.0」のベータ版を初公開しました。
EMUI とは Huawei 独自のカスタム UI のことで、EMUI 9.0 は現行の EMUI 8.x からのメジャーアップデート版となります。EMUI 9.0 では、パフォーマンスの向上、ゲームの高速化、UI の合理化、デジタルウェルビーイング機能の導入など、様々な部分に改良が加えられています。
全体のデザインは EMUI 8.x をベースにしていますが、カラーリングを明るめの色を多用した内容に変更してルックアンドフィールの一貫性を向上させています。
また、Huawei アプリの場合にはコントロールやメニューを下部に集約し、着信画面やアラームの画面などはフルスクリーンで表示。さらに、設定メニュー内のメニュー数を削減(940 → 843)したり、メニュー構成を見直す等して全体をシンプルな作りに変えています。
他にも、ジェスチャーナビゲーションが導入されており、画面下の端を上にスワイプアップするとアプリ履歴、画面左端を内側にスワイプすると戻るといった要領で端末を操作できます。Xiaomi スタイルのようですね。
パフォーマンスの向上については、アプリのロード時間が EMUI 8.x 比で平均 12.9% も短くなったほか、Honor Play に初めて導入された GPU ターボ機能はバージョン 2.0 にアップグレードされています。GPU ターボ 2.0 は Android 9 Pie のパワーによってゲームアプリの実行性能がさらに良くなるそうです。
スマホの使いすぎを防止する「デジタルウェルビーイング」機能は Google が発表したものではなく、Huawei 独自のシステムが導入される見込みです。
EMUI 9.0 は 10 月に発表される Mate 20 シリーズに初めて搭載される見込みですが、既に Huawei P20 / P20 Pro、Mate 10 / 10 Pro、Honor 10、Honor View 10、Honor Play 向けのベータプログラムも始まっています。
Source : Android Central
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