360カメラ・180カメラ両方で使えるVRカメラ「Insta360 Evo」が発売
360 カメラのトップメーカー Insta360 が 180 度の 3D 写真・動画を撮影することもできる画期的な VR カメラ「Insta360 Evo」を 4 月 12 日に国内で発売しました。価格は約 56,000 円です。
Insta360 の VR カメラというと、スマホ直挿しタイプやハンディタイプのカメラが主流ですが、今回の Insta360 Evo は 2 つあるカメラが展開して 180 度の 3D カメラにもなるハイブリッドな製品となっています。
よくある 360 度の写真や動画はモノスコピックでのプロジェションとなりますが、カメラを横並びにして 3D 撮影するとステレオスコピックでのプロジェクションとなり、VR ヘッドセットを装着して Evo で撮影した 3D の写真や動画を観ると、画面の中の物が立体的に見えたり、空間には奥行きを感じることができます。個人的に 3D の写真は一見の価値ありです。
Insta360 Evo は 360 度または 180 度の動画を 5.7K という非常に高精細なサイズで記録することができ、さらに、180 度 3D 動画の場合でも手ブレ補正が利くようになっています。VR180 対応カメラの多くは手ブレ補正機能を備えていなかったり、たとえ対応していても PC ソフト上でしか適用できない製品が多く、この点は Insta360 Evo の強みだと言えます。
また、Insta360 Evo は全体的にコンパクトな VR カメラなので、デジタル一眼レフカメラやデジタルカメラの上に載せてメインカメラとデュアル撮影する使い方にも適していると思います。なお、筐体サイズは 98.4 x 27 x 49mm(180 度モード)、50.3 × 54 × 49mm(360 度モード)で、質量は 113g となっています。
Insta360 Evo は他にも、HDR撮影(静止画と動画)、ハイパーラプス、Log 収録、シャッタースピードと ISO 感度のマニュアル調節など、Insta360 One X の主要な機能の多くを備えており、従来の 360 カメラと比較してもかなり高機能です。ただ、Vuze XR カメラが対応している 4K@60fps 撮影には対応していないなど、若干ですが他の製品に劣る部分もあります(Insta360 Evo は 4K@50fps まで)。
他にも、Insta360 Evo には折りたたみ式の 3D グラスとミニ三脚がセットになっており、「Insta360 VR」アプリをスマートフォンにインストールすれば 5.7K 動画を PC ソフトで書き出すことなくスマートフォン越しに視聴できるなど、動画の利用は比較的しやすい設計となっています。
おまけです。Insta360 Evo のような二眼タイプの 180 カメラで撮影した 3D 写真がどんなものかを確認したい方のために、競合製品となる「Vuze XR」カメラで撮影した 180 写真のコレクションを共有します。スマホで Google フォトを開き、写真を VR モードで表示してみてください。たぶん立体的に見えると思います。リンク先
Source : Amazon.co.jp
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