Googleの「音声文字変換」アプリを使って聴覚障害の方とのコミュニケーションの円滑化を図る

投稿日時 8月 25th, 2020 by juggly 投稿カテゴリ » Androidアプリ
キーワード:
コメントは受け付けていません。

Google Play ストアで配信中の Google 純正アプリ「音声文字変換」を使用すると、会話内容や録音データを簡単に文字起こしできて便利ですよ。

音声文字変換は、Google 最新の自動音声認識技術を活用してスマートフォンのマイクで拾った音声をリアルタイムにテキストデータへ自動変換するアプリです。これは主に、難聴の方、聴覚障害を持つ方とのコミュニケーションの円滑化を図るツールとして提供されていますが、アプリの特性上、それ以外の用途、例えば音声メモや録音ボイスの文字起こしツールとしても十分使えます。

次のスクショは記者会見動画の音声をテキスト化した結果です。少し単語の誤変換が見られますが、それ以外の部分はほぼ完璧に文字起こし出来ており、少しの手直しで修正が済みそうです。結果のテキストはコピー可能なので、メモアプリに保存したり、その他のアプリで再利用することも簡単です。

アプリの使い方はとても単純。アプリを起動すると音声認識もスタートするので、後はスマートフォンに声を吹き込みます。録音ボイスとは異なり、実際に吹き込んだ音声ならかなり高い精度で文字化され、その画面を相手に見せるだけで伝えたいことが伝わると思います。

アプリには文字を手打ちする為のキーボード機能も備わっており、一つのスマートフォンだけで文字ベースの会話ができます。

私はうろ覚えの指文字と挨拶程度の手話しか知らないので、聴覚障害の方と会話する時は LINE などのチャットアプリや、相手が持っている携帯用ホワイトボードまたはメモ帳に文字を書いています。今回紹介した音声文字変換はホワイトボードの代用になるのでそういう意味では便利なアプリだと思います。

アプリには他にも、文字起こししたデータを 3 日間保存する機能、テキストサイズを拡大して見やすくする機能、さらには第二言語を設定すれば外国語を話す方との会話や外国語の文字起こしもできます。

音声文字変換」(Google Play)