楽天モバイル、低軌道衛星を利用した携帯サービス「SpeceMobile」の提供に向けて一歩前進
楽天モバイルは昨年より米 AST 社と共同で低軌道衛星を活用した新しいモバイルネットワークの構築を推進していますが、最近になってその実現に向けて動き出したようです。楽天モバイルが 11 月 18 日に発表したところでは、新サービスに関係する実験試験局免許の予備免許を取得し、近々国内で実機を用いた試験を行う予定とのことです。
楽天モバイルと AST が推進している「SpeceMobile」計画は、AST が人工衛星を用いて構築する低軌道衛星アレイと既存のスマートフォンが直接通信することにより、現状では圏外となっている山間部や離島などで効率的にエリアカバー率を向上させるだけでなく、災害発生時には楽天モバイルの携帯ネットワークに冗長性を持たせることが可能になります。
予備免許取得後は、最近打ち上げられた AST の試験衛星 BlueWalker3 と福島県内に設置されたゲートウェイ試験局を連携させ、北海道の山間部では既存のスマートフォンと BlueWalker3 を直接通信させる試験等が実施される予定となっています。
SpaceMobile の商用化はまだまだ先のことになりますが、これが実現すれば楽天モバイルの回線品質が一気に向上すると期待できるので今後の動向に注目したいところです。
Source : 楽天モバイル
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