ナビアプリのWazeが車載用Android Automotiveに対応開始
これまでスマホやタブレットなどのモバイルデバイスで広く利用されてきた「Waze」が、いよいよ自動車の車載インフォテイメントシステムに組み込まれることになり、自動車ナビの在り方が大きく変わろうとしています。
Waze は 12 月 6 日に自社のアプリを Google が提供している Android Automotive に提供することを発表しました。まずは欧州で販売されているルノーの一部車種に限定して提供されますが、Waze によると、2023 年以降には世界中で利用可能にする予定とのことです。
自動車向けの Android というと、私たちが頻繁に使用するのはスマホベースの Android Auto ですが、Google は車載インフォテイメントシステムの組み込み OS として Android Automotive を提供しており、今回 Waze は後者に初めて対応することになります。
これによって自動車の大きな画面上で Waze のナビ機能を利用できるとともに、車中でスマホを使用する煩わしさから解放されます。Waze の特徴はコミュニティと連動してリアルタイムの交通情報や規制情報を共有できる点にあり、こうした利点もドライバーは享受できます。
また、スマホ用の Waze アカウントを車載用の Waze でも使用でき、ナビゲーションの設定やお気に入りに登録した場所の情報も簡単に共有することができます。
当初の対応車種は、オーストラルハイブリッドとメガーヌ E-Tech 電気自動車のみとなっています。今後の展開予定は明らかになっていませんが、Waze は車載用アプリで輸送の未来を変える意気込みを述べており、積極的に提供エリアを拡大してくるものと予想されます。
Source : Waze Blog
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