OPPO、2種類の折りたたみ式スマホ「Find N2」と「Find N2 Flip」を発表
中国のスマホメーカー OPPO が同社にとって第二世代となる折りたたみ式スマホ「Find N2」および「Find N2 Flip」を正式に発表しました。
Find N2 は Galaxy Z Fold と同じフォームファクターを採用したスマホで、Find N2 Flip は Galaxy Z Flip と同じフォームファクターを採用したスマホになります。第一世代に引き続き、新作も同様のフォームファクターを採用していますが、ハードウェアやデザインをより洗練させ、さらにこの手の製品で重要なヒンジ部品を改良するなど、製品全体の完成度を高めています。
折りたたみ式スマホの市場は Samsung が大きなシェアを持つ中で OPPO はディスプレイサイズやアスペクト比を変えることでユーザーに新しい見え方を提案するとともに、安価な価格設定としたことで Samsung の Z シリーズとの差別化を図っており、そうした部分が Find N2 シリーズの特徴でもあります。
Find N2 は、5.54 インチ AMOLED のカバーディスプレイ、7.1 インチのメインディスプレイを搭載しています。カバー側のアスペクト比は 2,120×1,080 ピクセル 17.7:9 と Galaxy Z Fold4 のそれよりも相対的に横幅が広く、メイン側のそれは 1,920×1,792 ピクセル 9:8.4 とほぼスクエアサイズ。比較的コンパクトなスマホながらも全体的に広い視野を提供します。
ヒンジには Flexion Hinge 技術を用いてディスプレイの品質向上を図っており、OPPO によれば、前作よりも開閉により生じるシワが大幅に減少しているそうです。デザイン面で特出するとすれば、重さに関して前作が 275g だったのに対して今作は 233g と、大幅な軽量化に成功したのも見逃せません。
ディスプレイはどちらも 120Hz のリフレッシュレートをサポートしており、内側には LTPO パネルを使用しています。SoC は Snapdragon 8+ Gen1、基本モデルで 12GB RAM + 256GB のメモリ・ストレージ構成を採用しています。バッテリーは 4,250mAh で、67W の急速充電もサポートしています。
Find N2 Flip は、内側のメインディスプレイに 6.8 インチ FHD+ 120Hz の LTPO AMOLED パネルを、外側のサブディスプレイに 3.26 インチの AMOLED パネルを使用しています。
Galaxy Z Flip4 と比較して画面は両側ともやや大きい仕様です。SoC は MediaTek Dimensity 9000+ を採用しているので性能面は比較になりませんが、4,300mAh の大容量バッテリーや 5,000 万画素の高精細カメラを搭載するなど、実用性が求められる部分についてはしっかりケアしています。
Find N2 Flip のようなクラムシェル型スマホを選ぶ方というのは電話機としての実用性だったり携帯性を重視する傾向にあり、性能に関しての重要度はさほど高くありません。そういった観点から必要な部分はしっかり抑えつつも性能は程々にして価格を落とす、そうした方が好まれると考えてこのようなスペックにしたのかもしれませｎ。
OPPO N2 のグローバル展開については公表されていないので、当面は中国市場のみで販売されると思われますが、OPPO N2 Flip については 2023 年にグローバル展開が予定されています。
価格は、OPPO N2 が 7,999 元（約 157,000 円）、OPPO N2 Flip が 5,999 元（約 118,000 円）です。
Source : OPPO
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