Android 12以上の緊急通報機能による誤通報が多発か。キャリア各社が設定の見直しを求める
1 月 6 日にキャリア各社が Android 12 以上のスマホ利用者に対し、「緊急通報」、または「緊急 SOS」機能の設定を見直すよう呼びかける内容の発表を行いました。この機能が起因する誤通報が増えているのでしょうか。
Android 12 以上では、電源ボタンを 5 回連続で押すと緊急通報サービス(消防や警察など)に電話発信する機能が備わっており、多くのスマホではデフォルト有効の設定です。なので、緊急時以外は使用しない、子供がいたずらで電源ボタンを連打しないように対策するか注意を配る必要があります。
キャリア各社は、公式サイトで「意図せず発信してしまうことがあり、設定を見直してください」としか述べていませんが、おそらく、この機能が原因の誤通報が多発しており、ユーザーにこの機能の存在を認識してほしくて今回の発表に至ったのでしょう。
緊急通報機能の動きを簡単に紹介しますと、電源ボタンを 5 回押すとカウントダウンが始まります。デフォルトは 10 秒です。その間にタイマーがキャンセルされなければ自動的に設定された番号に発信します。デフォルトの発信先番号は消防(119)に設定されています。
カウントダウンのタイマーと発信先番号は設定で変更できます。利便性を損なわない為には不用意に電源ボタンを連打しないことですが、カウントダウンタイマーを延ばす(最大 30 秒)、発信先を消防や警察以外の個人番号に変更するとかで対策できます。もちろん、機能自体を OFF にすることも可能です。
誤通報は本当に緊急の方や対応当局の業務を妨害してしまうことになるので、まずは機能の存在を認識し、必要なら設定を見直すことが重要かと思います。
Source : NTT ドコモ
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