Google、発話障害を持つ人の為のスマホ補助ツール「Project Relate」アプリをGoogle Playで公開（海外ユーザー限定）
Google は、発話障害を持つ人の会話や音声によるスマホの操作性を改善する取り組み、「Project Relate」のアプリを Google Play ストアで公開し、ベータテストの対象者を拡大しました。残念ながら、現時点では日本でアプリをダウンロードすることはできませんが、どのような機能を持つのかを紹介します。
Project Relate はユーザー補助アプリの一種で、ユーザーの発話パターンを学習し、個別にパーソナライズされた音声モデルを作成できます。音声モデルを使用することで、見知らぬ人との会話を円滑にし、また、Google アシスタントの音声対話でも AI が語句を正しく認識できるようになります。作成した音声モデルは他の Google サービスでも活用され、音声によるスマホの操作性が改善されます。
アプリにはユーザーの発話を録音する機能があり、独自の音声モデルを作成する為には少なくとも 500 種類のフレーズを録音しなければなりません。こうした学習プロセスを通じて音声モデルの精度は向上し、それに伴いスマホも使いやすくなっていきます。
現在、アプリはオーストラリア、カナダ、米国、英国、ニュージーランド、インドなどの英語圏で配信されており、Android 8.0 以上のスマホで使用することができます。当初は専用フォームを通じて利用申請を行った一部の人にしか提供されていませんでしたが、今回、Google Play で公開され、全ての人がベータテストに参加できるようになりました。
「Project Relate」（Google Play）
Source : 9to5Google
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