Google、AppleのAirTagにも似たスマートトラッカーを独自に開発中?
Google は、Apple の AirTag や Tile によく似た Bluetooth トラッカーを独自に開発しており、それが年内にも発売されるかもしれません。
今回の情報は、Android エキスパートとして有名な Kuba Wojciechowski 氏と Mishaal Rahman 氏のツイートをまとめたもので公式情報ではありません。しかし、憶測だけで語れる内容ではなく、一部証拠も公開されているので、ただの噂に留まる話でもありません。
まず、Wojciechowski 氏によると、Google は現在、Nest チーム内部で “grogu” または “groguaudio”、もしくは “GR10″ というコードネームのスマートトラッカーを開発しており、それはファストペアリングをサポートした製品になるとのことです。最終的な製品名や Nest ブランドで発売されるのかどうかも不明としています。
この情報に対し Rahman 氏は、ファストペアリングの開発コンソール上に “locater tag” という新しいデバイスタイプが追加されたと報告しながら、今後、ファストペアリング対応スマートトラッカーが発売される可能性は高いと指摘していました。
Wojciechowski 氏は “grogu” についてさらに詳しく情報を伝えています。
同氏によると、“grogu” には内部に小さなスピーカーを搭載しており、様々なカラーバリエーションが存在するそうです。興味深いのは、UWB(広帯域無線)をサポートしており、BLE 対応のスマートトラッカーよりも正確に位置を特定することができることです。
UWB では 6489.6MHz や 7987.2MHz の無線電波をt利用することで、デバイスとの距離をより正確に測定できるだけでなく、デバイスが置かれている方角も読み取ることができます。Google は今後、Nest スピーカーのスムーズな切り替えを実現する手法としても UWB を用いる可能性があり、それと同時にスマートトラッカーも発売される可能性があります。
スマートトラッカー単体ではあまり意味はありませんが、Google は “Finder Network” と呼ばれる追跡ネットワークシステムの構築にも取り組んでいるそうです。今回噂されたスマートトラッカーはそれに対応する第一弾の製品になる可能性があります。このシステムは、Google や Pixel 専用ではなく、外部にも公開され、他社が開発したファストペアリング対応スマートトラッカーも同じ追跡ネットワークを利用できるとされています。
Google 製スマートトラッカーの発売時期などは不明とされていますが、5 月の Google I/O でお披露目され、秋の新製品発表イベントで正式に発表されると予想されています。
Source : Twitter(1)(2)、Android Police
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