スマホメーカー Meizuが独自のカーナビシステム「Flyme Auto」を開発、Geely車両へ搭載
中国のスマホメーカー Meizu は Xiaomi や OPPO がスマホ市場に進出する以前から中国や香港、台湾を中心にスマホを販売しており、その実績から今でも多くのファンを抱えています。そんな Meizu は先週末、同社の新フラッグシップスマホ Meizu 20 シリーズを発表しましたが、発表イベントでは自動車用ソフトウェア「Flyme Auto」を開発していることも明らかにし、その予想外の行動に注目が集まっています。
スマホメーカーがカーナビシステムを開発するのは非常に稀なことです。Flyme Auto は長年のスマホ開発で培ってきた Flyme OS の優れたネイティブ機能をカーナビに提供するだけでなく、Flyme ベースのスマホともシームレスに連携するように設計されています。
例えば、Flyme 10 を搭載した新型 Meizu 20 では、Flyme Auto を搭載した自動車に乗り込むと、スマホとカーナビが自動的に接続状態となり、スマホの操作内容をカーナビが引き継ぎます。カーナビ画面に直前までスマホで操作していたアプリ画面が再現される他、音楽などは中断したところから車載スピーカーで再開されます。
Flyme Auto はスマホ操作を引き継ぐだけでなく、自動車とスマホのハードウェアも共有します。スマホと自動車のカメラは互いに共有可能となっており、スマホを介して Flyme Auto の OTA アップデートを実行することもできます。
同日発表された Meizu 20、Meizu 20 Pro、Meizu 20 Infinity は Snapdragon 8 Gen2 ベースのシステム構成を採用した最新スペックの Android スマホ。UWB 超広帯域無線システムの通信チップを備えており、Flyme Auto を搭載した車両のデジタルキーとしても機能します。
つい最近、Meizu は Geely 浙江吉利控股集団（吉林グリープ）の傘下となったため、Flyme Auto は吉林グループの自動車に最初に組み込まれるよ予想されます。
Source : ArenaEV
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