Galaxyユーザー向け アプリ権限の状態をチェックしてプライバシー情報の流出を防ぐ方法

投稿日時 5月 30th, 2023 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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Samsung が Galaxy ユーザーに向けてスマホのプライバシー保護に関する興味深い特集記事を公開し、その中でスマホからの意図しないデータ流出を防ぐための Tips を紹介しています。

今回の特集記事でテーマとなったのは、アプリ権限への不適切なアクセスによってプライベートな情報が外部に漏れるのを防ぐことです。友人との電話で特殊な商品に関して会話をしていたところ、通話終了から数時間後にはもう SNS アプリにその商品の広告が表示され、ゾッとするような思いをしたという体験談を具体的な事例として挙げています。

BDS Studios と OnePoll が米国の Z 世代 1,000 人を対象に上記のような経験があるかどうかを質問したところ、調査に参加した人の 69% が似たような経験があると回答したとのことです。

インストールしたアプリを経由してプライベートな情報が他のアプリやサービスと共有されることはアプリ利用開始時の規約画面に同意していれば不正行為とはなりませんが、それでも会話内容が他のアプリと共有されていることは気持ち悪いですよね。

そこで Samsung は Galaxy スマホのセキュリテイダッシュボードを利用して、アプリが持つ「マイク」権限へのアクセ設定を確認し、不審なアプリが見つかれば権限を剥奪するなどして対策するよう呼びかけています。

具体的には、設定メニューの「セキュリティおよびプライバシー」に進み、下にスクロールして「プライバシー」をタップします。確認すべき項目は、「過去 24 時間以内のアクセス履歴」と「権限マネージャー」です。

ページ上部に表示される「過去 24 時間で使用された権限」の中からマイクをタップし、身に覚えのないアプリや不審そうなアプリがあれば権限の状態を確認し必要であれば権限を剥奪または切り替えます。

権限マネージャーでは権限別にアプリのアクセス許可・拒否設定を確認できます。ここで見るべき項目は「常に許可」に設定されているアプリの有無です。殆どのアプリは音声入力機能や動画撮影時の録音にマイク権限を使用するので、「使用中のみ許可」の設定が妥当です。もし「常に許可」に設定されているアプリがあれば内容を見て「使用中のみ許可」に変更するか、権限自体を拒否に変更します。

権限へのアクセス設定はアプリの動作に直結することなので、むやみに権限を剥奪すると機能が正しく動作しないこともあるので注意してください。

今回話題となったマイク権限へのアクセス設定以外に、「カメラ」権限の不適切なアクセスもプライバシー情報の流出に繋がりやすいので、マイクと併せてカメラのアクセス設定も確認するようにしてください。

Source : Samsung