Android 14でバッテリーのより詳しい情報を取得可能に

投稿日時 6月 3rd, 2023 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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現在ベータプログラムの中で提供されている Android 14 Beta 版にスマホのバッテリー状態をより詳しく調査できる新しい API が追加されていたことが判明しました。

スマホのバッテリーは消耗品なので、使用期間や繰り返し充電の回数が増えるに連れて劣化していきます。最近のスマホは長期間使用されることを前提に設計されているので、いつかのタイミングでバッテリー交換の必要性に迫られることがありますし、中古スマホの売買においてはバッテリーの状態が中古価格を左右することから、近年では、バッテリーの状態を正確に把握する術への関心が高まっています。

こうしたニーズを見込んでか、Android 14 では、BatteryManager API を利用して、充電サイクル、充電ステータス、バッテリーの製造日、使用開始日、充電ポリシー、バッテリーの健康状態を取得することが可能になっているそうです。

ただ、現在の実装ではこれらの API を利用してバッテリーの統計情報を取得できるのはシステムアプリに制限されており、サードパーティのアプリが API を使用するには特別な権限が必要です。しかし、サードパーティアプリでも API を利用する手法は既に発見されており、それを基にデモアプリが作成され、アプリを使ってスクショのような情報を取得できることがわかっています。

新しい API に関する今後の展開はわかっていませんが、まず考えられるのが Android 14 を搭載したスマホのシステム設定メニューに追加のバッテリー情報を表示することです。設定メニューを見れば簡単に充電回数や健康状態をチェックできれば交換のタイミングを容易に知ることができますし、中古スマホの価値をより正しく判断することもできます。

一つ注意したいのは、新しい API が取得する情報の正確性は担保されていないことです。元の情報に誤りや偽装があればその情報を取得することになります。

Source : Twitter