楽天モバイルがプラチナバンド700MHz帯を獲得
総務省は 10 月 23 日、“プラチナバンド” として重宝がられている周波数帯のうち、700MHz 帯を楽天モバイルに割り当てたと発表しました。これで楽天モバイルもプラチナバンド持ちキャリアの仲間入りを果たします。
現在、楽天モバイルは 4G LTE に 1.7GHz 帯を、5G に 3.7GHz 帯と 28GHz 帯の電波を使用してサービスを提供しています。今回獲得した 700MHz 帯の電波は上記の周波数帯よりも波長が長いことから障害物を回り込みやすく減衰しにくいという特徴があり携帯キャリアの高いエリアカバー率を達成するのに大きく貢献しています。
楽天モバイルが獲得した 700MHz 帯は 715 ~ 718MHz と 770 ~ 778MHz のそれぞれ 3MHz 幅で、これは他キャリアの利用状況と比較するとかなり狭いですが、プラチナバンドは電波が遠くまで届くので回線エリアを効率的に拡大でき、今後、楽天モバイルの電波状況は大幅に改善されると期待できます。
プラチナバンドを保有するメリットはこれだけではありません。わかりやすい例を挙げると、2012 年にソフトバンクが念願のプラチナバンドを獲得しましたが、獲得する以前はプラチナバンドを保有していないことを理由に過剰な風評被害を受けていたのが、プラチナバンドを獲得して以降は既存の大手 2 社と同格とみなされるようになり、その後の企業成長・事業拡大に大きく貢献しました。これと同じことが今後の楽天モバイルにも期待できます。
Source : 総務省
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