初期のApple WatchはAndroidもほぼサポートされる予定だったことが判明

投稿日時 11月 6th, 2023 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
コメントは受け付けていません。

スマートウォッチはタスク処理の効率化や運動の記録だけでなく、昨今のめざましいセンサーデバイスの発達によって健康管理の分野で重要性が増しており、スマホのように人々の必須アイテムとなりつつあります。スマートウォッチの代表格といえば Apple Watch です。Apple Watch が iPhone 専用なことは皆さんご存知の通りですが、実は、初代モデルの開発時には Android のサポートも計画されていたという驚くべき事実がブルームバーグのレポート記事によって明らかとなりました。

ブルームバーグには Apple Watch の歴史と Apple が当初計画していたヘルスケアサービスのプロジェクトに関する広範なレポートが掲載されており、その中で、Android をサポートするために多額の投資が行われたものの、最終的には中止されたプロジェクトの存在が明るみになりました。

Apple は「Project Fennel」というコードネームで、Android のサポートに取り組んでおり、しかもそれはほぼ完了してたとされていますが、最終的には中止の判断が下されたということです。

Android のサポートを土壇場で取りやめた正確な理由は当時の幹部・首脳陣のみ知るところですが、理由は明白です。それは Apple Watch が iPhone の売上促進に大きく貢献する可能性があったと判断したからでしょう。

Apple Watch を使用するには iPhone も購入しなければならず、もし Apple Watch が Android もサポートしていれば iPhone を購入しなくて済みます。Apple の事業成長において iPhone は中心的な役割を担う製品なので、その販売を阻害する要素は排除したいはず。

それに、消費者を自社のエコシステムで囲い込むという長年の成長を支えてきた Apple の戦略を破綻させるきっかけになることや、Apple Watch の技術的進化が Android のサポートという余計な作業によって邪魔されることも危惧し、Android のサポートを取りやめたとも考えられます。

iPhone と Apple Watch がそれぞれの市場分野でトップに君臨している現状を考慮すると、当時の Apple 首脳陣の判断は正しかったと評価できるのではないでしょうか。Android ユーザーとしては Apple Watch が利用できず少しさみしいところではありますが。

Source : Bloomberg