Sony Ericsson、Xperia X10向けAndroid 2.3(Gingerbread)へのアップデートを8月上旬に提供予定
Sony Ericssonは6月20日にXperia X10向けAndroid 2.3(Gingerbread)へのアップデートに関する新情報を同社Product Blogで公開しました。
記事によると、現在アップデートの提供に向け開発とテストが行われているとし、現在の予定では8月上旬に配信を予定しているそうです。まずは、いわゆる”Generic Kit”と呼ばれるキャリア向けのカスタマイズが行われていないSIMロックフリー版へ提供され、その後、一部のキャリア向けモデルに対して配信が予定されているそうです。(※NTTドコモが販売する「Xperia SO-01B」に関することは何も述べられていません。)
アップデートにおける変更内容についても詳細を公開しています。基本的にはXperia arcといった2011年モデルをベースとしたGingerbreadバーンジョンのソフトウェアが提供されるということは3月の発表と変わらずですが、前にAndroid標準のカメラアプリが提供されると案内されていましたが、これは変更され、現行のXperia X10のカメラアプリのUIを採用したものが提供されるそうです。
また、Xperia mini/mini prと同時に発表された”Facebook Inside Xperia”も予定通り提供されるそうです。
Android 2.3(Gingerbraed)へアップデートすることで、Android 2.2以降の機能であるWi-Fi&USBテザリング、マイクロSDカードへのアプリの移動、Flash Player 10.1以降も当然利用できるようになるとのこと。
しかし、動画や音楽、写真を無線LANでストリーミングできるDLNA機能については、提供のために別途認証試験が必要で、提供時期が遅れることになるため、優先順位を付けることができなかったとし、提供しないとしています。これが2011年モデルと異なる点として挙げられています。DLNA機能についてはサーバ・クライアント機能を提供するアプリがAndroidマーケットに多数公開されていることから、それで代用してくれということでしょう。
Xperia X10 mini、mini pro、X8についてはAndroid 2.1より新しいバージョンにはアップデートする予定は無いと今回も述べています。RAMサイズが小さいため性能を出せないこと、Xperia X10のように容易に移植できるコードを、UIの異なるminiシリーズには持たないことがその理由として挙げられています。
テスト版ソフトウェアを搭載したXperia X10のデモ動画が公開されています。
Source : Sony Ericsson
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