中国移動向け「HTC Sensation Z710t」は、ST-Ericsonの「Nova A9500」プロセッサーと「Thor M6718」通信モジュールを搭載
スイスの半導体大手「ST-Ericsson」は9月26日、HTCが最近発表した中国移動(China Mobile)向けTD-SCDMA対応のAndroidスマートフォン「HTC灵感 Z710t」に、同社のモバイル向けプロセッサー「Nova A9500」と通信モジュール「Thor M6718」が採用されたことを発表しました。「HTC灵感 Z710t」はST-Ericssonの「NovaThor」プラットフォームを採用した初のスマートフォンになるそうです。
「HTC灵感 Z710t」は、HTC Sensation派生モデルといった端末ですが、QualcommではなくST-Ericssonのソリューションを採用したところが大きな違いとして挙げられます。
「Nova A9500」は製造プロセス45nmのARM Cortex A9を使用したデュアルコアCPUとARM Mali-400 GPUを搭載したプロセッサー。仕様上の最大CPUクロックは1.2GHzですが、「HTC灵感 Z710t」のクロックは1.0GHzとなってます。「Thor M6718」はクアッドバンドGSMと、中国移動の3G規格TD-SCDMAと、そのデータ通信規格TD-HSDPAをサポートした通信モジュール。
「HTC灵感 Z710t」は中国移動向けで、GSM (900/1800/1900 MHz)、TD-SCDMA/TD-HSDPA(1880-1920/2010-2025 MHz)をサポートします。
その他のスペックは、4.3インチqHDサイズの液晶ディスプレイ、768MBのRAM、4GBのROM、背面に800万画素CMOS/前面に30万画素CMOSカメラを搭載し、Wi-Fi b/g/n、Bluetooth 3.0、DLNAに対応します。バッテリー容量は1,520mAh、本体サイズは126.1mm×65.4mm×11.3mm、質量は148g。
Source : ST-Ericsson、HTC China、PhoneArena
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