厚さ7.9mm・Snapdragon S4搭載「HTC One S」開封の儀
HTCの2012年モデル第一弾「HTC One S(Z520e)」を入手したので早速開封の儀を執り行います。
HTC One Sは、HTC初の統合ブランド「HTC One」の一つ。”ハイエンドながらもコンパクトさを求める方”向けとされています。同じくHTC OneシリーズのHTC One XがクアッドコアTegra 3を搭載したことでフラッグシップと見られていますが、実はHTC One Sもかなり高性能。バッテリーの持ちは良く、薄くて軽い。HTC One Xと並んでエース級の端末だと思います。HTC One Sのスペックはこちら。
今回入手したHTC One Sは英国SIMフリー版のブラックカラーです。英国の通販ショップ「Handtec」で購入しました。価格は349ポンド(約45,000円)。送料(£25だったと思う)や通関手数料(2,000円)を含めると、購入にかかった費用はトータル5万円といったところです。
HandtecはGoogle Walletが使えて、日本にも直送してくれる、そこそこ仕事が速いということで、たびたび利用しています。ちなみに、HTC One Xを同じく英国のCloveに注文しており、どちらが早く到着するのかなぁと勝手に競わせてみたところ、同着でした。どちらもDHLを使用。
では早速開封していきます。まず箱なんですが、昨年モデルから大きく変わりましたね。スライドして空ける方式の四角いものから、蓋をを外す方式の丸いものになっています。
同梱品は、HTC One S本体、microUSBケーブル、ヘッドセット、UKプラグ、取扱説明書や保証書のみ。HTC One SにmicroSDカードスロットはないので、microSDカードは付属していませんでした。また、ヘッドセットはBeatsブランドのものではなくHTCブランドのものでした。
コードはきしめんのようにフラット。絡まりにくいと思います。
HTC One Sに限らず、HTC Oneシリーズはスッキリとしたデザインになりと思います。左の端末は昨年モデルのHTC Sensationなんですが、HTC端末のある意味特徴となっていたメカニカルな感じが無くなり、全体的に洗練されたような印象のものとなっています。
背面もシンプルになりましたね。
また、かなり薄くなりました。HTC One Sの厚みは7.9mm。まさかこんなに薄い端末がHTCから出てくるとは・・・結構感動しています。ちなみに質量は119g。
ボタンも変わっています。HTC One Sでもタッチセンサーボタンが採用されていますが、Android 4.0向けの配置となっています。左から戻る、ホーム、最近起動したアプリ一覧です。
多くのアプリではメニューボタンが画面上に表示されたりします。
HTC One Sのシャーシはユニボディ構造となっています。手触りは同じユニボディ構造のDesire Sと似ていますが、HTC One Sの方が少しザラザラした感じがします。
起動時のロゴには「HTC One」のブランドに。カメラ・オーディオなんでもこれ1台でOKという意味で名前に”One”が使用されたそうです。
バックカバーは、写真のように、カメラ周りの一部分のみが外れるようになっています。バッテリーは取り外せません。
ここにはSIMスロットがあります。挿せるのはiPhone 4/4Sに見られるmicroSIM規格のカードです。
本体左側面にはmicroUSB端子。
上側には3.5mmヘッドホンジャックとPOWERボタン、ノイズ低減&ステレオ録音用のマイク。
右側面にはボリュームボタン。Desire HDのようにボタンストロークが短くて、若干押しづらい感じがします。
下部には通話用マイクのみ。
HTC One Sの画面サイズは4.3インチ、解像度はqHD(960×540ピクセル)。Super AMOLEDが採用されています。HTC製品でAMOLEDパネルが使用されるのはかなり久しぶり(Nexus One、Desire、Incredible以来だったかな。約2年ぶりですね。)。やはり従来のLCDよりも表示が色鮮やかに見えます。
OSはAndroid 4.0.3(ICS)、Senseバージョンは4.0。Sense 4.0でも多くのアニメーションが使用されていますが、全体的にSense 3.xと比べてシンプルになった気がします。フォントが変わったことも大きく影響しているかも。端末のハードウェア性能が向上したこともあってか、UIの動きはかなり滑らか。ラグというものがほとんど感じられません。
HTC One Sの物理的なストレージは16GBのフラッシュメモリだけ。microSDカードによる拡張は不可です。アプリ領域はMAX2.21GB。ユーザー領域はMAX9.93GB。あと、HTC One SからDropboxにログインすると、Dropboxの25GBのスペースが無料で2年間利用できます。
昨年の秋モデルで採用されたBeats Audioサウンド技術。昨年モデルではHTC純正の音楽アプリでしか機能しませんでしたが、HTC One SではYouTubeなどその他のアプリでも機能するようになっています。Beats AudioのON/OFFはステータスバーのアイコンで行うことができます。
HTC One SのRAM容量は物理的には1GBですが、空き容量は328MBと、GB RAM端末にしては少し低め。問題と言うほどではありませんが。
HTC One Sのバッテリー容量は1,650mAh。フル充電後、3時間の使用で残り81%(図左)。この間セットアップしてたり、ベンチマークアプリを多用していたことを考えると、長持ちな方ではないかと思います。バッテリーが9%になるまで約17時間20分(図右、就寝時間も含みます)。寝ている間の消費も結構低いようです。
Quadrantベンチマークのスコアは素で圧巻の5,000越え。CPU、RAM、I/O、2D/3Dの全てにおいて高いスコアを出しています。全体的に性能が向上したようです。
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