台湾で発表されたHTC One Sは1.7GHz駆動のSnapdraogn S3を搭載した”villec2”
HTCが5月31日に台湾でプレスイベントを開催し、台湾市場向けの「HTC One S」を発表しました。
今回発表されたHTC One Sはグローバルモデルとは違うプロセッサを搭載したモデルのようです。グローバルモデルはSnapdragon S4 MSM8260A 1.5GHzデュアルコアが搭載されていますが、台湾モデルにはなんと1.7GHz駆動のSnapdragno S3 MSM8260が搭載されています。Antutuベンチマークで得られたCPU情報で”villec2”の文字が確認できます。2週間ほど前にHTC One Sの廉価モデルとして噂となっていた端末が台湾モデルだったようです。当時の情報では、流出したスペックシートの”1.7GHz”の記述は間違いとされていましたが、間違いではなく本当に1.7GHzだったようです。
台湾モデルの性能について、ePriceでは実機で実行されたAntutu、Nenamark1/2のテスト結果が公開されています。Antutuのトータルスコアは7234ポイント、Nenamark1は60fps、Nenamark2は50.1fps。手持ちのグローバルモデルではそれぞれ7060ポイント、61fps、60.1fpsでした。Nenamark2のスコアが少し低いようです。GPUの性能がグローバルモデルのものより低いことがスコアに現れたものと見られます。
プロセッサ以外の仕様はほぼ同じのようです。OSはAndroid 4.0、SenseはSense 4、ディスプレイは4.3インチqHD解像度の有機EL、RAM容量は1GB、内蔵ストレージの容量は16GB。カメラは背面に800万画素裏面照射型CMOS(AF対応、F値2.0レンズ・HTC ImageChip・LEDフラッシュ搭載)と前面に30万画素CMOSを搭載。
Wi-Fi b/g/n、Bluetooth v4.0、DLNA、MHL、ワイヤレスディスレプイなどに対応。対応周波数はGSM(850/900/1800/1900MHz)、WCDMA(850/900/2100MHz)。バッテリー容量は1,650mAh、本体サイズは130.9mm×65mm×7.8mm、質量は119.5g。
台湾モデルの端末価格は17,900台湾ドル(約47,000円)、発売時期は6月上旬。
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