Qualcomm、モバイル向けプロセッサ「Snapdragon S4 Play」にクアッドコアCPUの「MSM8225Q」と「MSM8625Q」を追加
米Qualcommは9月26日、同社のモバイル向けプロセッサ「Snapdragon S4 Play」の追加モデルとして、クアッドコアCPUを内蔵した「MSM8225Q」と「MSM8625Q」を発表しました。
Snapdragon S4 Playはエントリーレベルのスマートフォン向け製品で、今回発表された「MSM8225Q」と「MSM8625Q」は、デュアルコアCPUを内蔵した既存の「MSM8225」と「MSM8625」のアップデート版となります。CPUコアが2コアから4コアに増え処理性能が向上したほか、LPDDR2対応でメモリ帯域幅も向上し、720p動画のエンコード/デコード処理の性能なども良くなるとされています。また、FWVGAよりも高解像度のディスプレイにも対応するそうです(最大解像度は未発表)。どちらも、Qualcomm Atherosの「AR6005」と「WCN2243」の組み合わせで、Wi-Fi a/b/g/n、Bluetooth v4.0、FMラジオにも対応させることが可能です。既存の「MSM8225」「MSM8625」とのソフトウェア互換性を持ちます。
「MSM8225Q」と「MSM8625Q」は45nmプロセスを製造されるSoC。CPUはCortex A5コアを4つ。GPUはAdreno 203。MSM8225Q」はUMTS(HSPA、GSM/GPRS/EDGE)対応の通信モデムを統合したモデルで、「MSM8625Q」はUMTS/CDMA(HSPA、GSM/GPRS/EDGE、1x Rev A、1x EV-DO RevA/B)対応の通信モデムを統合したモデルです。既存の「MSM8225」と「MSM8625」と同じくデュアルSIMにも対応します。
Qualcommによると、「MSM8225Q」と「MSM8625Q」のサンプル出荷が年内に開始され、2013年Q1中にはこのプロセッサを搭載した製品が発売される見込みとのことです。
更新1:サポート解像度はFWVGA(854×480)→HD(1,280×720)に拡大しました。
Source : Qualcomm
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