CES 2013:Intel、スマートフォン・タブレット向けAtomプロセッサ新製品を発表、新興市場向けAtom Z2420 1.2GHz、デュアルコアのAtom Z2580、クアッドコア・22nmの”Bay Trail”などをラインアップ
Intelが米国・ラスベガスで1月7日に開催したCES 2013のプレスカンファレンスにおいて、スマートフォンやタブレット向けにAtomプロセッサの新製品を発表しました。
今回発表されたAtom SoCはスマートフォン向け「Atom Z2420(”Lexington”」と「Atom Z2580(Clover Trail+)」、タブレット向けクアッドコア Atom “Bay Trail”の3製品。
Atom Z2420 (”Lexington”)は新興市場をメインターゲットにしたエントリーレベルのスマートフォン向けSoC。CPUはシングルコア1.2GHzで、ハイパースレッディング対応。HSPA+対応の通信モデム「Intel XMM 6265」が内蔵されており、デュアルSIM・デュアルスタンバイ構成をサポートします。このほか、1080pのハードウェアエンコード/デコードや最大2つのカメラをサポート。500万画素で1秒間に最大7枚の連写が可能。Acer、Lava International、Safaricomなどの端末メーカー・オペレーターがチップの採用や製品の発売を表明しています。
「Atom Z2580(Clover Trail+)」は、ミッドレンジ~ハイエンドのスマートフォン向けSoC。デュアルコアCPU(HT対応)とデュアルコアGPUを搭載。
型番未発表の”Bay Trail”は、22nmプロセスで製造されるクアッドコアのSoC。現行のAtom Z2760と比較して性能は2倍、プロセスの微細化などで消費電力は抑えられており、厚さ8mmの薄型フォームファクターで丸1日の連続使用、1週間のスタンバイが可能とされています。しかし、実際にこのSoCを搭載した製品が登場するのは今年のホリデーシーズンとのことです。
関連記事
週間ランキング
None Found