ST-Ericsson、LTE対応の新モバイルプロセッサ「NovaThor L8580」を発表
スイスの半導体メーカー ST-Ericssonは現地時間1月7日、同社のモバイル端末向けプロセッサ「NovaThor」シリーズの新製品「NovaThor L8580」を発表しました。
NovaThorシリーズはアプリケーション・プロセッサと通信モデムを統合したSoC。今回発表されたL8580はLTE対応スマートフォン向けのクアッドコアのSoCです。CPUはCortex-A9ベースのeQuadプロセッサ。最大2.5GHzで動作します。GPUはImaginationのPower VR SGX544@600MHzを採用。通信モデムは、LTE FDD/TDD,、HSPA+、TD-SCDMA、EDGEをサポートします。LTEではCat 4(150Mbps)をサポートします。
L8580の大きな時調となっているeQuadプロセッサは、STMicroelectronicsの28nm FD-SOIプロセスを適用して作成されており、通常モードと低電力モードの2つの動作モードを、処理の負荷に応じて動的に切り替えることで、低消費電力ながらも高速に動作させることができます。低電力モードでは、動作電圧0.6Vで800MHzで動作させることが可能。電圧を上げることで最大2.5GHzで動作します。
このほか、1080pビデオのエンコード/デコード(最大60fps)、1080p 3Dビデオのエンコード/デコード、WUXGA(1,920×1,200ピクセル)のディスプレイ、2,000万画素のメインカメラと500万画素のサブカメラをサポート。また、ST-EricssonのCG2905とCW1260チップを組み込むことで、Wi-Fi、Bluetooth, GNSS (GPS+ GLONASS)、FM、WiFi Direct、Miracast、NFCにも対応します。
L8580は、2013年Q1中よりサンプル出荷が開始される予定です。
Source : ST-Ericsson
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