QualcommがSnapdragon搭載端末向けに省電力化アプリ「Snapdragon BatteryGuru(Beta)」を海外でリリース
Qualcommが同社のSnapdragonプロセッサを搭載した端末向けに省電力化アプリ「Snapdragon BarreryGuru(Beta)」をリリースしました。アプリの価格は無料。対応機種はAndroid 4.0以上を搭載した端末。アプリは現在ベータ版で北米と欧州のみで提供されており、残念ながら日本のGogole Playストアからはダウンロードできません。
BatteryGuruは、Androidアプリが行うバックグラウンド通信の発生頻度を、学習したスマートフォンの利用パターンに合わせて自動的に最適化することでバッテリー消費の効率化を図るアプリです。Androidアプリは閉じてもバックグラウンドで動作し、各アプリ独自のスケジューリングで通信を行いますが、BatteryGuruでは、例えば、就寝中の利用してないときにはアプリの通信を切るなど、スマートフォンの利用パターンに応じて制限をかけてくれます。プロセッサ開発元のアプリということで、CPUやGPUの動作をコントロールするようなアプリと思われがちですが、そういうものではありません。
BatteryGuruのインストール直後は「学習モード」と呼ばれるユーザの利用パターンの情報を収集する処理が実行され、それが完了すると実際に通信頻度の最適化が行われていきます。なので、効果を体感できるようになるまで少し時間がかかります。Qualcomによると、学習モードはBatteryGuruインストール後2~4日程度で完了するそうです。
BatteryGuruでは、自動的に制限することのほか、アプリ個別のルール設定で「Whenit wants」を選ぶとBatteryGuruの制御を受けない設定にすること、「Only when you open it」を選ぶと起動したときにしか通信させず、バックグラウンドでの通信は停止するという設定もアプリごとに可能です。このほか、いつも使うWi-Fiアクセスポイントから離れるとWi-Fiを自動的にOFFにするXperiaの「エリア連動Wi-Fi」に似た機能もあります。
BatteryGuruは、日本のGoogle Playストアからはダウンロードできませんが、http://d-h.st/ozZからapkファイルを入手できます。
「Snapdragon BatteryGuru(Beta)」(Google Playストア)
Source : XDA Developers
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