新型Nexus 7のCPU/GPUオーバークロック、タッチ操作によるスリープからの復帰などに対応したカスタムカーネル「ElementalX」が公開中
新型Nexus 7のCPU/GPUのオーバークロック、Sweep2wakeやDoubletap2wakeなどのタッチ操作によるスリープからの復帰に対応したカスタムカーネル「ElementalX」がXDA Developersで公開されています。
ElementalXカーネルはまだベータ版として提供されており、ビルドやインストール時の設定値によっては端末が起動しないことがありますが、v0.1で最初にリリースされた後、コンスタントにアップデートされ、現在ではv0.8と、着々と完成度を高めてきています。
新型Nexus 7に搭載されているSnapdragon S4 Pro APQ8064のCPUクロックは最大1,512MHz、GPUクロックは最大400MHzですが、ElementalXカーネルはCPU/GPUのオーバークロックに対応しており、CPUは384~2,246MHz、GPUは最大487MHzで動かすことができます。また、どちらも標準カーネルではサポートしていないガバナも追加されており、CPU/GPUのクロック周波数の変化の仕方を変更することもできます。
今回はCPUを最大1,890MHz、GPUを最大487MHzで動作する設定にしてQuadrantを走らせてみました。標準カーネルのトータルスコアが5427点だったのに対して、ElementalXカーネルは最大6,237点でした。ベンチマークアプリのスコアだと約18%アップしています。
ElementalXカーネルの特徴はSweep2wakeやDoubletap2wakeをサポートしていることで、スリープ中に画面を2度タップするか、画面上をなぞることで復帰させることができ、画面点灯中にナビゲーションバー上を左右のどちらかになぞるとスリープ状態にすることができます。スリープ中にタッチパネルからの入力を受け付ける状態になるので電力消費が若干増えると思いますが、この機能を利用してもバッテリーの消費が劇的に増えるようなことはなかったので、バッテリー消費の点は気にならないと思います。
ElementalXカーネルのサポートファイルシステムにはNTFSも含まれているので、NTFSでフォーマットされた外部メモリの読み書きも可能です。
Source : XDA Developers
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