NFCでE Inkディスプレイの表示を書き替える新技術のデモ動画
近距離無線通信規格のNFCを利用して他の電子デバイスに電力を供給する研究が米国で進められている模様です。
これまでNFC技術は主に端末間でデータを送受信することに用いられてきましたが、ワシントン大学とマサチューセッツ工科大の研究者や学生らによるIntel Labs内の研究チームは、「Wireless Identification and Sensing Platform (WISP)」と呼ばれる技術を開発し、NFCタグとE Inkディスプレイを用いた「NFC-WISP E Inkディスプレイ」を作成。NFCのトランザクションを通じてE Inkディスプレイに電力を供給することで、画面上の表示内容を書き替えることに成功しました。
デモ動画では、Androidスマートフォン(Nexus S)で表示したWEBページをNFCディスプレイタグにAndroid Beamすると、NFCディスプレイタグのE Inkディスプレイ上にWEBページの内容が表示されています。この技術による成果は、点灯中は電力を消費し続けるスマートフォンディスプレイの代わりとなる表示デバイスとして用いられることが活用例として挙げられています(外出時の買い物リストや地図など)。
Source : NFC Brief
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