HTCは、ローエンド端末でMediaTekプロセッサの採用を計画
HTCが今後のスマートフォンで台湾MediaTekのプロセッサを広く利用していく計画を明らかにしたことが台湾メディアのThe China Postで報じられていました。
HTCは2013年Q3の決算においては上場後初めて四半期ベースで赤字を計上するなど、ここ1,2年のスマートフォン市場の競争の激化で劣勢に立たされています。そうした現状を打開して再度黒字化へと回復させるために内部で構造改革に着手しようとしているらしく、それを実現するための大きな柱として今回報道された戦略変更が出てきたのだそうです。
HTCの計画を伝えた野村證券は、HTCがMediaTekのチップを採用することで、HTCのチップメーカーに対する交渉力の強化のほか、(まずまずの性能を安価で提供することで)ローエンド市場における地位の強化につながると述べています。
HTCはこの戦略のほか、幹部の刷新や生産作業の外部委託、顧客の新規開拓や他社とのパートナーシップの構築といったことも巻き返しのための計画として持っているそうです。
Source : The China Post、Flickr
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