Pixel 8に追加された集合写真の修正機能「ベストテイク」の使い方を解説
今年 10 月に Pixel 8 シリーズが発表されたとき、新機能の目玉として AI を活用して集合写真の失敗を修正できる「ベストテイク」が紹介されました。本記事ではこれがどのような機能なのかやその使い方を紹介します。日常の中で集合写真を撮影することは殆どないのでベストテイクの利用頻度は低いとは思いますが、集合写真でありがちな、「一人だけ目を閉じてる」といったとても残念な仕上がりを修正できたりと、いざというときにとても重宝します。
ベストテイクとは?
ベストテイクとは、複数枚の集合写真を合成して写りの良い最高の一枚を作成できる Google フォト機能です。写真の状態にもよりますが、基本的には 2 人以上写った同じ構図の写真が 2 枚以上あれば適用可能なので、全員が整列している一般的な集合写真だけでなく、条件が揃えばどのようなポーズ・配置の写真でもベストテイクで修正することができます。
しかも幸いなことに、ベストテイクは Pixel カメラの機能ではなく 「消しゴムマジック」と同じように Google フォトの機能なので、例えば、一眼カメラで連写した一連のショットを使って最高の一枚を作成できたりと、意外と用途の幅も広いです。
ベストテイクの使い方
ベストテイクの使い方はとても簡単ではあるものの、人物の大きさや写り方によっては Google フォトに認識されず利用できません。少し面倒ですが、どの写真に適用できるのかは実際に写真の編集画面を表示して確認するしかありません。
1. 写真の編集画面を開き、「ツール」タブを選択します。ベストテイクが利用可能な場合は左端に「ベストテイク」タイルが表示されます。もし表示されなければその写真をベストテイクで修正することはできません。
2. 画面下に AI が検出した修正可能な人物が表示されます。修正したい顔をタップするとその下に別の写真の顔の表情が候補として表示されます。
3. 候補の中からより良い表情を選び、完成したら「完了」をタップして変更を保存します。
現在、ベストテイクは Pixel 8、Pixel 8 Pro でしか利用できませんが、Google フォトの機能なので、そのうち Google One メンバー用の特典として一般開放されると思います。
Googleフォトの消しゴムマジックが改良され、写真から任意のオブジェクトを消去可能に
Google フォトを代表する AI 編集機能に邪魔な物を消去できる「消しゴムマジック」があります。初期の消しゴムマジックは AI によって検出された背景のオブジェクトしか消去できませんでしたが、Pixel 8 シリーズの発売に合わせてアップグレードされ、今では写真に写る殆ど全てのオブジェクトを消去できるようになり、初期の実装と比べてかなり使える編集ツールへと進化しました。最近消しゴムマジックを使っていないという方は新しい消しゴムマジックをチェックしてみてください。
Google フォトに類似した写真をAIがまとめて整理する「フォトスタック」機能が追加
Google は 11 月 15 日、AI を活用して Google フォト内の類似した写真を自動的にグループ化して簡単に目的の写真を探せるようにする「フォトスタック」機能のリリースを発表しました。
PixelスマホのGoogleカメラが「ロックされたフォルダ」への直接保存に対応
Pixel スマホの Google カメラが Android 14 へのアップグレードに伴い刷新されたことはこちらの記事で紹介しましたが、変更されたのは UI だけでなく、Google フォトの「ロックされたフォルダ」とも連携するようになっており、Google カメラで撮影すると同時にロックされたフォルダに写真や動画を保存することもできます。
Google One限定のGoogleフォト機能がWeb版でも利用可能に
近年、Google One の会員向け特典が増えており、特に Google フォトでは様々な Google One 限定の編集ツールが提供されています。Google は本日、これまでモバイルアプリのみで利用可能だった Google フォトの追加機能を Web 版でも利用可能にすると発表しました。
スマホ画面の自動回転がOFFでもGoogleフォトの動画をフルスクリーン視聴する方法
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Googleフォトに生成AIを活用したプロレベルの写真編集機能が追加 今年後半にPixelスマホへ早期アクセスを提供予定
Google が生成 AI を活用して複雑な写真編集を簡単にする Google フォトの新機能「Magic Editor(編集マジック)」を発表し、Google I/O でデモを披露しました。