Sony Mobile Xperia Z3 Compact(D5803)開封の儀&ファーストインプレッション

投稿日時 10月 13th, 2014 by juggly 投稿カテゴリ » ピックアップ記事, ブログ
コメントは受け付けていません。

海外で最近発売された Sony Mobile のハイスペックなコンパクトモデル「Xperia Z3 Compact(D5803)}を入手したので早速開封の儀を執り行います。特に機能面は Xperia Z3(D6603)と共通しているので、その点は省いています。こちらの記事をご覧ください。

Xperia Z3 Compact は、今秋のフラッグシップモデル「Xperia Z3」の小型版と位置づけられる機種。ハイスペックながらもコンパクトな機種をご所望の Xperia ファンにとっては待望の機種になると思います。私も発表されてから内容を確認して超欲しい!と思っていました。

今回入手したのは英国で発売されたグローバル向け LTE モデル「D5803」。このモデルは技適マークも表示されるレアな海外モデルなので、日本でも正々堂々と利用することができます。Xperia Z3 Compact のカラバリはブラック、ホワイト、グリーン、オレンジの 4 色。私はブラック派なのですが、Xperia Z3 でブラックを選択したので、Xperia Z3 Compact では製品ページでも使用されているホワイトを選択しました。

Xperia Z3 Compact の主要スペックは次の通りです。

  • OS:Android 4.4.4(KitKat)、ファームウェアビルドは「23.0.A.2.105」
  • サイズ:127 x 64.9 x 8.6mm、質量は129g
  • ディスプレイ:4.6インチ、解像度1,280×720ピクセル(HD)、TFT液晶、TRILUMINOSディスプレイ、Live Colour LED、X-Realityエンジン、1,677万色、マルチタッチ(最大10点)
  • SoC:Qualcomm Snapdragon 801 MSM8974AC 2.5GHzクアッドコア
  • GPU:Adreno 330
  • メモリ:RAM 2GB、内蔵ストレージ16GBGB、microSD/microSDHC/microSDXC(最大128GB)
  • リアカメラ:2,070万画素(1/2.3型Exmor RS、シングルLEDフラッシュ、BIONZ画像処理チップ、F2.0 25mm Gレンズ、3倍のClear Image Zoom、8倍のデジタルズーム、 ISO値 12800、おまかせプレミアムオート、HDRムービー撮影、無限連写、動画は最大2160p)
  • フロントカメラ:220万画素CMOS(動画は最大1080p)
  • パケット通信:2G GPRS/EDGE、3G DC-HSDPA(下り最大42Mbps/上り最大5.76Mbps)、LTE cat4(下り最大150Mbps/上り最大50Mbps)
  • 通信機能:Wi-Fi a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz帯)、ANT+、Bluetooth v4.0(apt-Xコーデック対応)、ANT+、ワイヤレスディスプレイ(Miracast)、DLNA、NFC(Type-A/B)
  • 外部端子類:micro-USB(MHL 3.0対応)、3.5mmオーディオジャック、マグネット充電端子
  • センサー:加速度、ライト、近接、デジタルコンパス、ジャイロ、気圧、GPS/GLONASS/BeiDou
  • バッテリー:2,600mAh
  • カラー:ブラック、ホワイト、グリーン、オレンジ
  • SIM:Nano SIM
  • その他:DUALSHOCK4、バッテリーSTAMINAモード、Clear Audio+、Clear Phase、Clear Stereo、xLOUD、DSEE HX、Sony Network Entertainment、TrackID TVなど

では開封していきます。製品パッケージは Xperia Z3 とほぼ同じ内容です。

同梱品は Xperia Z3 Compact 本体、インイヤータイプのヘッドセット(MH750)、Micro USB ケーブル、USB-A / USB Micro B 変換アダプタ(EC310“Xperia Transfer Cable”のことです)、取説・保証書類です。

Xperia Z3 Compact の外観。製品発表の時点では Xperia Z3 をそのまま小さくしたものだと思ったのですが、実際に見てみると、フレームのデザインが変わっていました。プラスチック素材を多用しており、艷やかな表面仕上げとなっています。光の反射具合で凹んでいるように見えますが、実際には膨らんでいます。

ディスプレイは 4.6 インチ 1,280×720 ピクセルと Xperia Z3 の 5.2 インチ 1,920×1,080 ピクセルから縮小し、解像度も下がっています。ディスプレイサイズが小さいので筐体サイズもコンパクトです。仕様上は 127 x 64.9 x 8.6mm、質量は 129g。横幅が 65mm を切るとは素晴らしい。これは 4.3 インチ端末と同レベルの横幅です。このサイズなので予想どおり片手だけで操作しやすかったです。画面の一番遠い場所にも親指はとどく感じです。

Xperia Z3 と Xperia Z3 Compact の大きな違いは筐体サイズです。選ぶ時には画面の大きさを重視するか、携帯性を重視するかのどちらかになると思います。私は片手での操作性を重視するので、どちらか一方を選べと言われたら、間違いなく Xperia Z3 Compact を選びます。ほかにも、解像度やメモリ容量にも違いはありますが、4.5 インチでフル HD もいらないと思っていますし、RAM 容量も 2GB なので、通常の操作で困ることはほぼありません。

背面はガラスパネルを使用したフラットデザイン。

左側面には Micro SD カードスロット、Nano SIM カードスロット、マグネット充電端子があります。

右側には電源ボタン、ボリュームボタン、シャッターボタンがあります。

下部には通話用マイクとストラップホールがあります。

上部には 3.5mm オーディオジャックとノイズキャンセリング用のセカンドマイクがあります。

4.3インチのコンパクトモデル「Xperia Z1 f」とサイズを比較してみました。仕様上は Xperia Z1 Compact の方が小さいのですが、重ねてみると差はほとんどありませんでした。厚みは Xperia Z3 Compact の方が小さいです。

デザイン面の大きな違いはフレームの素材です。Xperia Z1 Compact はアルマイト仕上げのアルミを採用していますが、Xperia Z3 Compact はプラスチックフレームを採用しています。

フレームは白光りしているので金属のようにも見えます。たぶん、メッキ処理を施しただけだと思います。

ディスプレイは 4.6 インチ 1,280×720 ピクセルの TRILUMINOS液晶。Live Colour LED や X-Reality エンジン(ダイナミックモードもあり)を搭載しています。表示内容は Xperia Z3 とさほど変わりありません。屋外でも非常に見やすいのが特徴です。

Xperia Z3 Compact もフロントステレオスピーカーを備えています。端末が小さいので若干ステレオ感を感じににくいように思いましたが、1 つの端末よりも音質は良いです。

音楽機能では、MP3 や AAC の圧縮音源をハイレゾ音質に近づける「DSEE HX」に対応しており、通常フォーマットの音楽をよりいっそうクリアな音質で視聴できます。また、デジタルノイズキャンセリングやハイレゾ音源の再生も可能(USB-DAC と 3.5mm オーディオジャック)。

カメラスペックは Xperia Z3 と同等です。1/2.3 型の 2,070 万画素 Exmor RS、画像処理エンジン「BIONZ」、F2.0 ・ 25mm の G レンズを搭載しています。4K 動画の撮影や ISO 12800 の高感度撮影にも対応しています。また、Xperia Z3 に追加された「ARファン」「マルチカメラ」「フェイスイン」「サウンドフォト」も搭載。前面には 220 万画素カメラを搭載しています。

ファームウェアは Xperia Z3 と同世代で、搭載されている機能も共通しています。PS4 リモートプレイ、スクリーンレコード(動画キャプチャー)、Ultra STAMINA モード、Bluetoothアンロック、画面のキャスト(Chromecast への画面ミラーリング)も利用できます。

Xperia Z3 Compact のパフォーマンス。RAM 容量は Xperia Z3 よりも 1GB 少ない 2GB なのですが、プロセッサが同じ Snapdragon 801 MSM8974AC 2.5GHz を搭載しているので、動作面はかなり満足できます。解像度が Xperia Z3 よりも低いせいか、Quadrant と Antutu では Xperia  Z3 よりも高いスコアを叩き出していました。

Xperia Z3 Compact のバッテリーの持ち。Xperia Z3 Compact のバッテリー容量は 2,600mAh です。4.6 インチスマートフォンにしてかなり大容量と言えます。フル充電で 8% に下がるまで 1 日と 11 時間ほど使用できました。この日は飛行機で移動していたので、屋外での利用がメインとなります。序盤は Google マップナビを利用していたので急激に減っていますが、それ以降は通常の使い方です。少なくとも丸 1 日は使えるでしょう。