眼鏡ユーザーでも使用OK、「Gear VR SM-R323 」のレビュー
Samsung の Galaxy スマートフォン用バーチャルリアリティ(VR)ヘッドセット「Gear VR(SM-R323)」を入手したので早速開封の儀を執り行います。
Gear VR は国内でも販売されていますが、今回の SM-R323 は国内未発売の第二世代モデル「SM-R323」です。SM-R323 は USB Type-C コネクタを搭載しており、Galaxy Note 7 でも使用できますが、Galaxy S7 / S7 edge、Galaxy Note 5、Galaxy S6 / S6 edge、Galaxy S6 edge+ でも使用することができます。
第一世代モデル SM-R322 との大きな違いは、本体のカラーリングがダークブルーを貴重としたものに変わり、レンズの視野角も 96 度から 101 度に拡大したところで、動画をより広範囲に視聴できるようになりました。
顔に触れる触れるファインダー部分が拡大したので、私の場合、眼鏡を着用した場合でも利用できるようになりました。
このほか、本体に Oculus ホームに戻るためのボタンが追加。(Innovation Edition との比較で)ヘッドバンドがクッション無しのシンプルなバンドに変わりました。
基本的な使い方は第一世代モデルと同じで、Gear VR の USB コネクタにスマートフォンを接続して固定し、ファインダー部分を顔にセットするだけです。すると、自動的に Gear VR 用のホームアプリ(Oculus Home)が起動し、操作することができます。
Gear VR の操作は、頭を動かして画面に中央に表示される小さい丸型ポインタをメニューやボタンに当て、Gear VR 右側面にはタッチパッドをタッチして決定、タッチパッドをスワイプしてスクロール、戻るボタンや新たに追加されたホームに戻るボタンを使って前の画面や Oculus Home に戻ります。
SM-R323 の USB コネクタは USB Type-C タイプと Micro USB タイプに切り替えられるので、Galaxy Note 7 以外を接続する場合にはアタッチメント部分を付属の Micro USB に変更します。
個人的にはファインダー部分の拡大したのが一番の変化だと言えます。旧型では眼鏡を着けると顔に合わず、仕方なく裸眼で使用していました。この場合、Gear VR 側でピントを調節しても合わせきれず、ボヤケた映像で使用していましたが、SM-R323 は眼鏡を着けたままでも余裕で顔に収まるので、Gear VR の画面が鮮明になり、ようやく本格的に使えるようになったなという印象です。おそらく、他の眼鏡ユーザーの方においても、私と同じように映像が鮮明に見えるようになると思います。
実のところ、SM-R323 を入手するまでは Gear VR をしばらく使っていませんでした。SM-R323 を使い出して思ったのは、気づかないうちに Gear VR システムの使い勝手が大幅に改善されていたことで、眼鏡ユーザーでも鮮明に見えるようになったことも相まって、長時間の使用にも耐える製品に仕上がったと思いました。
アプリのラインアップに日本向けのものは多くありませんが、Samsung Internet(WEB ブラウザ)は YouTube の専用 UI を備えており、YouTube の動画をシアターモード、あるいは 360 度モードで視聴できるなど、特に動画系サイトの利便性が向上しています。また、
Samsung Video はスマートフォンに保存している写真や動画、360 度パノラマのほか、Facebook や Vimeo、Twitch など外部サービスの動画を集収して視聴できます。
Samsung Video にはまた、ファイルのエクスプローラー機能が追加されており、フォルダを辿って動画を探し再生することができるなど、専用アプリを利用しない場合の利便性も向上しています。
ほかには、Gear VR 全体の動きも改善されており、タップしてメニューが切り替わるといった UI の動きも非常に素早くスムーズに行われるようになりました。
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