スマホメーカーXiaomiの高性能ドローン「Mi Drone」のレビュー

投稿日時 3月 5th, 2018 by juggly 投稿カテゴリ » ピックアップ記事, ブログ, 周辺機器・アクセサリー
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2016 年に Xiaomi から発売された安価ながらも DJI の Mavic Pro や Phantom 4 の強力なライバルとなる「Mi ドローン(1080p 版)」のレビューをお送りします。

Mi ドローンは 2.4GHz 帯の電波で飛ばす大型の GPS ドローンです。Phantom シリーズに似た機体構造、3 軸機械式ジンバルを備えた高画質カメラ、公称 27 分という長時間のフライト能力、GPS や底部のビジョンセンサーによる安定ホバリング、そして様々な自動フライト機能を備えており、しかも現在は 4 ~ 5 万円という DJI ドローンと比較すると破格の値段で購入することができます。




Mi ドローンの魅力はなんと言ってもコストパフォーマンスの高さにあります。価格は DJI の最安モデルとなる Spark よりも安いので、興味津々という方は多いでしょう。今回のレビューはこの価格で本当に DJI 製品に匹敵するドローンなのかどうかを中心にまとめました。

結論から述べますと、広範囲を自由に空撮したいというニーズまでなら Mi ドローンで十分です。それに必要な飛行安定性と映像画質を持っていますので。ただ綿密に練られた飛行ルートを飛ばしたり、対象物を追ったり、カメラ設定をマニュアル調節してシーンごとに画質を変えながら撮影したりというプロのニーズには耐えれません。

つまり用途によっては性能・機能ともに Mavic Pro シリーズや Phantom 4 シリーズに及びません。それでも GPS ドローンの必要条件とも言えるホバリングの安定性や飛行の正確さでは DJI ドローンに見劣りしない高いレベルを達成していたので、例えば、ドローンパイロットや空撮のプロを目指す方の入門機・練習機、あるいはそれらの代替として最適な機体だと言えます。

Mi ドローンのラインアップには、標準の 1080p バージョンと 4K カメラを備え上位版 4K バージョンの 2 種類が存在しており、今回は初期モデルとなる 1080p バージョンのレビューとなります。両モデルの機体設計は基本同じなのですが、4K バージョンの方はカメラの他に、プロペラや機能面にも 1080p バージョンとの違いがあります。

Mi ドローンの外観は、一見すると Phantom シリーズのようなデザインで送信機についても Phantom シリーズのものにそっくりです。Phantom 4 を強く意識した筐体設計ですね。機体重量は 1,376g もありますので、小型モデルよりも風への抵抗力、向かい風に対する推進力は優れています。少し強く風が吹いてもビクともしない感じでした。






Mi ドローンはそんな大きな機体なので飛べる状態で持ち運ぶには少し苦労しますが、機体はモジュラーデザインを採用しておりバッグに収納して持ち運ぶこともできます。





ランディングギアは 90 度外側に開く仕様なので、アームの間に位置させることができ、カメラはジンバルごと取り外し可能で、別売の 4K カメラを装着することもできます。また、プロペラはネジ固定となっており、モーター上の軸受においてクルクルと回すだけで装着できますが、4K バージョンでは DJI ドローンと同じようなクイック取り付けタイプに変わっています。




注目の飛行の安定性について。Mi ドローンは DJI ドローンに見劣りしないほどホバリングは安定しており、GPS 誘導のおかげで精度よく飛行します。それは次のデモ動画でお分かりいただけるはずです。




Mi ドローンは大型ドローンなのでプロペラ動作中には Phantom 4 並みの大きな音が鳴ります。慣れないうちはその音で落ち着きませんが、慣れるとあまり気にならないです。その反面、機体の視認性は小型ドローンよりもはるかに良く、機体が 100~200m 先を飛行しても目視できます。

Mi ドローンがサポートしているインテリジェントフライト機能は、RTH(Return to Home)、オービットフライト(ポイントオブインタレストと同等)、ウェイポイントフライト、タップフライ、ドローニーフライトのみです。広範囲を空撮するために必要となる機能を一通り揃えたという程度で、DJI ドローンをお持ちの方なら機能はかなり少ないと思うことでしょう。DJI ドローンのフォロミー、アクティブトラック、ジェスチャーショット、タップフライ、ホームロック、コースロック、トライポッド、ドローモード、VR モード等はありません。




Mi ドローンの「タップフライ」とは画面をタップするのではなく、地図上でタップした地点に飛ばす機能です。ウェイポイントフライトの 1 経路分を実施するのと同じことですが、地図上の特定の場所に正確にフライトさせることができ結構便利です。また速度だけでなく高度も事前に設定できます。





Mi ドローンは DJI ドローンとは異なり、デフォルトのフライト画面はマップビューです。マップビューでインテリジェントフライト機能を利用し、左側のビデオカメラアイコンをタップしてカメラビューに切り替え撮影するという使い方になります。地図とカメラビューを同時に表示する機能はありません。




Mi ドローンのフライトモードはデフォルト「GPS モード」で、オプションとして「VPU モード」と「ATTI モード」があります。GPS モードは常に有効の状態で、必要であれば VPU モードや ATTI モードに切り替えることになります。VPU モードとは機体底部のビジョンセンサーを有効にしたフライトモードのことで、室内フライトにおいて安定したホバリングを提供しますが、屋外フライトでも低空を飛行する時には効果を発揮します。




Mi ドローンのカメラでは 3 軸ジンバルのおかげでフライト画面や映像はとても安定しており、また画質そのもののも Mavic Pro と互角以上の品質なので、空撮に適していると言えます。ただ、マニュアル調節できるカメラパラメータは露出のみで、ISO とシャッタースピード、F 値を個別に調節することはできません。ちなみに、1080p バージョンでは 60 フレームレートを選択することもできます。




Mi ドローンを狙う理由の一つには 27 分という比較的長いフライト時間もあると思います。単純なホバリングを含むフライト時間は 20 分前後といった感じでした。巡航させることが場合には揚力の効果によってもっと長い時間飛ばせるはずです。バッテリー容量は 5,100mAh もありますので、バッテリーパックは 450g とかなりの重量です。充電には 3 時間を要しますので現地で再充電するのは現実的ではありません。長時間のフライトを予定している場合には複数のバッテリーパックを準備した方が良いでしょう。


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