360撮影も可能なアクションカメラ「GoPro Max」のレビュー

投稿日時 2月 24th, 2020 by juggly 投稿カテゴリ » ピックアップ記事, ブログ
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アクションカメラの世界最大手 GoPro より 2019 年 10 月に発売された現行最新の 360 カメラ「GoPro Max」のレビューをお送りします。

GoPro Max が発売されてしばらく経つので、製品のことをご存知の方やお使いの方は多いと思いますが、改めてどんな 360 カメラなのかをご紹介します。

GoPro Max はアクションカメラファンにとって馴染み深い GoPro Hero シリーズよりも少し大きめのボディに内側カメラを追加して 360 度の写真や動画も撮影できるようにしたカメラです。操作方法が GoPro Hero シリーズと共通しているので GoPro を購入したことのある方なら簡単に使いこなせると思います。



GoPro Max の主な機能は、360 動画を 5.6K、360 写真を 1,660 万画素で撮影することができ、GoPro Hero カメラとしても扱える「Hero モード」では、動画を最大 1440p@60fps(1,920 x 1,440)、写真なら 550 万画素で撮影することができます。また、360 度ハイパーラプス動画を撮影できる「360 度 Timewarp」や 270 度のパノラマ写真を撮影できる「PowerPano」、Hero モード向けの Timewarp やタイムラプス動画・写真の撮影にも対応しており、360 カメラとしてだけでなく、普通のアクションカメラとしても便利に使えます。まさに一台二役です。

私が本稿を通じて最もお伝えしたいことは GoPro Max の運用性の高さです。「360 カメラ」というと、プレビュー用のモニタが付いてなかったり、撮影や設定変更はスマホ任せで操作しづらかったりと不便なものが多い中で、GoPro Max では、収録→書き出し→編集→共有の作業フローがとてもスムーズに行えることから、実際に使っていて実用的な 360 カメラだと思いました。

当然液晶モニタ付きですし、撮影やカメラ設定などは本体上の物理ボタンや画面上のタッチで行えます。UI の構成も GoPro Hero8 と共通です。



Max HyperSmooth、方向ロック(ワールドロック)、水平維持といった強力なビデオ安定化機能により、普通に撮影するだけでもまるでジンバルに乗っけて撮影したかの如く映像は安定しますし、しかも向きが常に固定されるので、映像素材としてすぐに編集に回せるほど高い完成度の仕上がりとなります。次のスクショは PC ソフトの「GoPro Player」で映像ファイルを開いた画面です。



GoPro Max の 360 動画は「.360」ファイルとして記録され、映像データとして用いるにはスマホアプリや前述の GoPro Player でエクスポートをしなければなりません。しかしアプリは日本語対応ですし、とてもユーザーフレンドリーな UI ですので、簡単に作業できます。しかも、映像の一部分を平面映像として切り出したり(再フレーミング)、キーフレームを利用して好きなタイミングで視点が切り替わる映像へと編集することも簡単にできるようになっています。



肝心の画質は「いたって普通」という印象でした。そもそも個人向けの 360 カメラなんて二眼ですし、イメージセンサーも小さくて固定絞りだったりと、画質にこだわりを持つような仕上がりにはならないので、私は鼻から期待していませんでした。重要なのは画質よりもむしろ使いやすさや操作性です。この観点から GoPro Max は他の競合製品と比較しても、あらゆる面で優位に立てるカメラだと私は評価します。

画質は期待できないと言いつつも、露出調整がかなり上手く、映像の中で白飛びする部分は少なかったり、カラープロファイル「GoPro」を適用すれば、空や自然の風景の発色が良くて映像としてはとても美しい仕上がりとなります。あと、全体的に魚眼レンズの歪みが少なく、収録した映像を視聴していてあまり違和感を感じませんでした。



少し残念だと思うのは、360 動画が 5.6K@30fps / 24fps のフォーマットでしか収録できないことです。48 / 50 / 60fps などの他の 360 カメラでは普通にサポートしているフレームレートをサポートしていません。それでも GoPro Player で 4K にサイズを下げたり、コーデックを選択して「ProRes」出力なんかもできます。



GoPro Max のカメラレンズは本体前後に付いており、360 モードと Hero モードの両方で内側カメラをメインに写真や映像を撮影することができます。つまり、液晶に自分の顔を映しながら撮影できるので、自撮り 360 動画や自撮り動画の撮影が簡単に行えます。ユーチューバーや VLoger には嬉しい機能ですね。



GoPro Max ならではの「PowerPano」はシャッターボタンをただ押すだけで 270 度の広範囲をパノラマ写真に収めることができ、風景撮影では印象的な写真を撮影することができます。



Hero モードでは GoPro Hero8 と同様に「デジタルレンズ」を使用できるので、画角を 35mm 判換算で 13~27mm(Max Super View / 広角 / リニア / 狭角)の範囲で変更できます。リニアや狭角のデジタルレンズは魚眼レンズ特有とも言える周辺の歪みを殆ど無くしてくれるので、歪みによる違和感を感じさせない綺麗な映像となります。次の写真は「狭角」レンズにしてステージイベントを撮影した時のワンシーンです。GoPro Hero シリーズで撮影した時のような仕上がりです。



GoPro Hero シリーズにはない GoPro Max ならではの特徴の一つが空間オーディオ収録に対応している点です。本体には 6 つのマイクが搭載されているので、現実と同じように周辺の音を拾い、風ノイズなどもかなり軽減してくれます。次の動画は空間オーディオのサウンドではありませんが、通常のステレオ音源でも GoPro Hero シリーズより低音がよく響く良い音であることを確認できると思います。



GoPro Max の底部には折りたたみ式のフィンガーが搭載されており、GoPro Hero シリーズ向けのアタッチメントがそのまま利用できます。



GoPro Max は 360 カメラなのでレンズが飛び出た外観です。これだと運搬時にどう収納すれば良いか気にしてしまいますが、レンズ保護キャップとポーチが同梱していますし、別売の社外品保護ケースを使えば簡単に持ち運べます。



GoPro Max のバッテリーは着脱できますが、GoPro Hero シリーズとは形状の異なるバッテリーパックですから GoPro Max で流用することはできません。バッテリーの持ちは 5.6K 360 動画なら 30 分ちょっと収録できる程度でした。Micro SD 記録なのでメモリの容量が持つならずっと撮影できます。ただ、4GB(5.6K で約 8 分)ごとに新しいファイルを生成しますので、8 分を超える撮影ではファイルが分かれて編集作業の時に少し面倒です。



Source : GoPro

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