GoogleがAndroid版Chromeブラウザをリリース(更新)
GoogleがついにAndroid版Chromeブラウザ「Chrome for Android」をリリースしました。現時点においてはアプリはベータ版として提供されており、Android 4.0を搭載した端末で利用することができます。
Android版もデスクトップ版と同様のタブブラウザで、タブは無限に開けます。デスクトップ版や他のAndroid端末との同期機能も備えており、Chromeにログインすることで、Googleサイトに自動ログインできるほか、開いているタブ/ブックマーク/アドレスバーのデータをデスクトップ版と同期することができす。同期機能では、Android版Chromeを搭載した他の端末(タブレットとか)で開いているタブも同期されます。同期機能を利用するにはデスクトップ版のメニューにある「Chromeにログイン…」をクリックしてログインしておく必要があります。
UIはかなりシンプル。画面右上のアイコンから開いているタブの一覧にアクセスできます。デスクトップ版でおなじみの「Omnibox(アドレスバーの名称)」では、キーワード検索を行ったり、履歴や検索候補、ブックマーク(同期したものも含む)から検索候補やページを選ぶことができす。
スマートフォンで使った場合、タブはAndroid 4.0標準ブラウザのような感じのサムネイルが表示されます。左右にフリックしてタブを消すことも可能。新規タブでは、よくアクセスページ/ブックマーク/デスクトップ版や他のAndroid端末で開いているタブから開くページを選ぶことができます。
同期するとデスクトップ版/Android版のブックマークがフォルダで表示されます。右図はデスクトップ版・他のAndroid端末上のタブを表示したところ。「GT-P7510」はAndroid 4.0を搭載したGalaxy Tab 10.1、「JUGGLY-PC」は私のChrome入りパソコン。
このほか、シークレットモード、ページ内検索、検索エンジンの選択(デフォルトはGoogle)、WEBページの先読みON/OFF、フォームの自動入力、USBデバッグ(デスクトップ版からUSB経由でデバッグできるらしい。ブラウザ設定かON/OFFできます)、加速度センサーを利用してタブ一覧をスクロールする「傾斜スクロール」といった機能も搭載されています。
タブレット向けUIはこちらで紹介しています。
更新1:Chrome拡張「Chrome to Mobile Beta」がChromeウェブストアで提供されています。この拡張を利用すると、デスクトップ版からAndroid版にページURLとオフライン閲覧用のスナップショットが送信されます。
更新2:誤選択を防止するための機能かと思いますが、リンクをタップすると次の図のように拡大表示される場合があります。(追記:「リンクプレビュー」という機能で、リンクを正確に選択できるよう並んで表示されているリンクが自動的に拡大表示される)
「Chrome for Android Beta」(マーケットリンク)
Source : Google、Google Japanの発表文
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