「Xperia Z1f SO-02F」開封の儀
NTTドコモから12月19日に発売されたSony Mobileの新型スマートフォン「Xperia Z1f SO-02F」を入手したので早速開封の儀を執り行います。(業務連絡:ガジェット通信様、本記事の利用はご遠慮ください)
Xperia Z1fは、Xperia Z1の筐体デザイン・ハードウェアスペックを維持したまま、画面サイズを4.3インチに縮小したXperia Z1の小型版です。Xperia Z1は、5インチフルHDの大画面・高精細ディスプレイを搭載しており、表示は見やすく鮮明なのですが、片手での操作性があまりよろしくありません。一方、今回のXperia Z1fは、持ちやすさや携帯性を重視し、画面サイズを小さくしています。その分、表示の見やすさと解像度の点はXperia Z1に劣ります。
Androidスマートフォンで小型モデルというと、これまではハードウェアスペックを下げたエントリーモデルが多かったのですが、Xperia Z1fはXperia Z1の内部スペックはほぼ共通しており、性能や機能面でXperia Z1に引けを取りません。
Xperia Z1との大きな違いとしては以下の通りです。
- 筐体サイズが小さくなった
- 画面サイズ・解像度が4.3インチ1,280×720ピクセルに縮小・低下
- 赤外線通信機能(IrDA)、フルセグ、NOTTVには非対応
Xperia Z1fのフルスペックはこちらの記事で紹介しています。
Xperia Z1fとXperia Z1のデザイン、サイズ、ディスプレイを比較した記事
それでは開封していきます。製品箱は比較的コンパクトで、デザインはドコモ仕様です。
同梱品は、Xperia Z1f本体、ワンセグ/FMラジオ用のアンテナケーブル、充電クレードル、クレードル用のアタッチメント(幅広)、取扱説明書類・保証書です。
充電クレードルはXperia Z1f側面のマグネット端子と接続して充電します。Xperia Z1と同じです。USBで充電する仕組みではないので、おくだけで充電できます。クレードルへの給電方法はMicro USB経由です。箱には幅広タイプのアタッチメントが1つ付属していました。これは、保護ケースを付けた状態の幅が合わない場合に交換します。
これはワンセグとFMラジオのアンテナです。Xperia Z1f本体にはテレビアンテナが無いので、ワンセグとFMラジオを視聴する場合に3.5mmオーディオジャックに接続します。先端には3.5mmオーディオジャックがあるので有線ヘッドホン・イヤホンも使えます。
Xperia Z1fの本体サイズは縦127mm × 横65mm × 厚さ9.4mm。質量は140gです。縦横のサイズは同じ4.3インチ端末のXperia S/NXやXperia V/AX/VLとほぼ同じでした。
左はXperia V、中央はXperia Z1f、右はXperia Sです。
外装はXperia Z1と基本同じ仕様です。アルマイト仕上げのアルミフレーム、前後に強化ガラスを備えたフラット型デザイン。うーん、やっぱりこのデザインはエレガントですね。フレームは1ピース構成なので剛性が高く手にしっくりくる感じです。ただ、冬場は冷たいです。
筐体サイズの違いによるものですが、Xperia Z1よりも手にフィットして片手での操作もしやすいです。ディスプレイの表示の見やすさはXperia Z1の良いですが。どちらが良いのかということについては、持ちやすさや携帯性と、表示の見やすさのどちらを優先させるので変わってきます。
左側面にはカメラシャッター、ボリュームボタン、電源ボタンがあります。カメラシャッターはXperia Z1よりも少し小さめです。そのため、押し心地が少し悪い印象を受けました。
左側面にはSIMカードスロット、Micro SDカードスロット、Micro USB端子、マグネット充電端子があります。利用できるSIMカードはMicro SIMサイズのみです。
上部には3.5インチオーディオジャック。キャップはありませんが、これでもIP58の防水・防塵仕様です。
下部には大きめのスピーカーがあります。角には直付けタイプのストラップホールもあります。
搭載OSはAndroid 4.2.2(Jelly Bean)。発売時のソフトウェアビルドは「14.1.H.1.281」です。
機能面では、フルセグと赤外線通信に対応しないこと以外、Xperia Z1とほぼ同じと言ってよいでしょう。スクリーンミラーリングホワイトバランス調節機能、STAMINAモード、DUALSHOCK3、NFC/FeliCa、MHL(TV Launcher付き)、MirrorLink、モバイルX-Realityエンジン、Throw再生などなど、Xperia Z1にみられるほぼ全てのSony機能はXperia Z1fにも組み込まれています。
Xperia Z1fだけの機能としては、タッチパネルの感度を高めて手袋をしたままでもタッチ操作を可能にする「手袋モード」です。手袋モードをONにした状態でロック画面を解除するとアクティブになります。
カメラアプリはXperia Z1と同じものがインストールされています。もちろん、Google Playストアからカメラプラグインを追加することも可能です。
動作性能は申し分ない、ただその一言だけ。これまでは「小型モデル=エントリーモデル」という図式が成り立っていましたが、Xperia Z1fはXperia Z1と同等の性能を発揮してくれます。まさに小さなモンスターマシンです。なので、今後1~2年性能で悩ませられることはないと思います。
更新:NOTTV対応と書いていましたが、非対応です。
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