米TI、デュアルコア1.5GHz駆動の「OMAP 4440」を発表、1080p 3D映像も楽しめる
TI(テキサスインスツルメンツ)は12月8日、同社デュアルコアCPUを採用した最新のモバイル向けアプリケーションプロセッサ「OMAP 4」シリーズの最新版となる『OMAP 4440』を発表しました。
OMAP 4ではCPUコアに「ARM Cortex A9 MPCore」を採用していますが、OMAP 4440では現行最新のOMAP 4430の1GHzより高い1.5GHzで動作するそうです。また、GPUにimagination technologiesのPowerVR SGX 540を採用し、フルHD(1080p)のステレオスコープ3D映像の再生機能、フルHDのビデオカンファレンスなどにも利用できる。二つの1200万画素カメラで同時に動作させることもできるそうです。
現行最新のOMAP 4430と比べると、
- 1.25倍のグラフィック性能向上
- 30%のWEBページロード時間の短縮
- 1080p60フォーマットに対応し、2倍高いフルHD動画の再生性能を発揮
という特徴があると言われています。
このOMAP 4440のサンプル出荷は2011年Q1、量産は2011年Q2頃を予定しており、また、現行最新のOMAP 4430を搭載した製品は2011年上半期に市販されると言われています。
TI OMAPはMotorola製のAndroidスマートフォンに多く見られます。その現行モデルではARM Cortex A8シングルコアのOMAP 3シリーズが主に利用されており、2011年以降にはOMAP 4を搭載したAndroidスマートフォンも投入されてくるのではないでしょうか。
source : TI
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