SamsungのデュアルコアExynos 4210(Galaxy S II搭載プロセッサー)を使った3Dゲームのデモ
3月1日~4日まで米国で開催中のGDC 2011において、Samsungは自社開発のモバイル向けプロセッサ「Exynos 4210”Orion”」を搭載したシステムボードを展示していたそうです。Exynos 4210は、SamsungがMWC 2011で発表したGalaxy S II(GT-I9100)に搭載されています。
会場では、展示されていたしシステムボードを使ってゲームをプレイできたらしく、Engadgetがその模様を動画で伝えています。動画では3Dシューティングゲームを1080pサイズ、60fpsという高解像度・高フレームレートでプレイできたそうです。Samsungによれば、HDMI 1.3aではなく、HDMI 1.4だと10fps高い70fpsで出力することが可能だという。
Exynos 4210の製造プロセスは32nmで、1GHz デュアルコアARM Cortex A9 MPCore、クアッドコアARM Mali-400 MP GPUを搭載し、グラフィック性能は既存のHummingbirdの5倍だとされています。
今年に入ってデュアルコアCPUを搭載したスマートフォンが複数発表されています。例えば、Optimus 2XやAtrix 4GではNVIDIA Tegra 2、Optimus 3DではTexas instruments OMAP 4430、そしてGalaxy S IIではExynos 4210。Tegra 2、OMAP 4430、Exynos 4210の中でどれが一番高性能なのか、AnandTechが公開している各端末のベンチマーク比較資料によると、上記プロセッサーを搭載した機種は、他の端末より高いスコアで(一部のテストを除いては)、その中でもOptimus 3DがJapascript、GL Benchmarkにおいてトップであることから、OMAP 4430は、Tegra 2、Exynos 4210より高性能だと考えられます。また、Javascript以外、Optimus 2X、Atrix 4Gの方がGalaxy S IIとり高いスコアを出していることから、全体的にTegra 2の方がExynos 4210より高性能であると考えられます。(ベンチマークスコアはソフトウェアの調整具合によって変化すると思いますが・・・)
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