Chrome OS 110 安定版が正式リリース、マイク入力音声のハイレゾ化機能が追加
Google は、これまでベータ版として提供してきた Chrome OS 110 を安定版に昇格させ正式にリリースしました。
最新バージョンの Chrome OS に大きな変化は見られませんが、ビデオ会議やライブ配信時の音声品質を改善する超解像オーディオ機能が導入され、特定の用途において Chromebook の利便性が向上します。
これは、Bluetooth ヘッドセットを利用してマイク入力された音声を AI を活用して高音質化する機能です。一般的に、ビデオ通話やライブ配信などのインターネットを利用した通信アプリでは、ネットワークの混雑状況やサービス側の仕様などにによってサンプリングレートが制限され音声がこもって聴こえる場合があります。Chrome OS 110 では機械学習モデルを活用して、通常はカットされるオーディオ信号の高周波部分を低帯域ソースから再構築することで、通信アプリが高品質のオーディオソースから音声が入力された認識し、通話相手や視聴者に伝わる音質が向上します。
上記の他、オートコンプリートの再設計、キーボードナビゲーションの改善、選択して読み上げの改善、印刷とスキャナーの問題を特定するデバッグ機能の追加、フィードバックツールの更新といった細かい部分の改良も実施されています。特に、選択して読み上げ機能は Chrome OS 110 からマウスの右クリックメニューから直接実行できるようになり、読み上げ機能を利用している方にとって利便性が向上しています。
Source : Google ヘルプ
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