Qualcomm、Snapdragon S4プロセッサを「S4 Prime」「S4 Pro」「S4 Plus」「S4 Play」の4カテゴリで展開
Qualcommは今後、同社のSnapdragon S4プロセッサを4つのカテゴリに分類して展開していくことを明らかにしたそうです。上図は台湾で現在開催中のComputex 2012会場近くのホテルで開かれたプレスカンファレンスで公開されたスライドの画像。
4つのカテゴリとは「S4 Prime」、「S4 Pro」、「S4 Plus」、「S4 Play」。どもプロセッサがどのカテゴリに含まれるのかという説明はなかったそうです。「S4 Prime」はスマートTVやセットトップボックス向け。Qualcommが今年1月のCESで発表したスマートTV・セットトップボックス向けの「MPQ8064」はPrimeに含まれていると思います。「MPQ8064」は1.5GHzのクアッドコアCPUとAdreno GPU最上位のAdreno 320が搭載されています。
「S4 Pro」はパソコンや高性能型タブレット向けとなるようです。Qualcommは今年2月のMWCで今回のS4 Proとなる「S4 Pro MSM8960」を発表しています。「MSM8960」は最大1.5GHz駆動のデュアルコアCPUとAdreno 320 GPUを搭載。グラフィックス性能がAdreno 225を搭載したS4プロセッサよりも3~4倍高いと言われています。今回のプレスカンファレンス会場にはこのS4 Proに含まれる「APQ8064」を搭載したAndroid 4.0タブレットが展示されていたそうです。「APQ8064」は最大1.5GHz駆動のクアッドコアCPUとAdreno 320 GPUを搭載。通信モデムは含まれていません。
「S4 Plus」はスマートフォンやタブレット向けとなるようです。HTC One SやHTC Jに搭載されている「MSM8x60A」や、HTC One XLやNTTドコモの今年夏モデルのLTE対応機種のほとんどで使われている「MSM8960」がこのS4 Plusに含まれていると思います。
最後の「S4 Play」はエントリーレベルの端末がターゲットとなっているようです。シングルコアMSM8930などがこれに含まれるのではないかと思います。
どのカテゴリに含まれるのかは不明ですが、この日のプレスカンファレンスでは、Snapdragon S4の「APQ8060A」を搭載したWindows RTタブレット(Qualcommのリファレンス)が展示されていたそうです。「APQ8060A」はMSM8960のモデム非搭載版といったもので、1.5GHz駆動のデュアルコアCPUとAdreno 225 GPUを搭載。APQの文字が示すとおりモデムは含まれていないとのことです。
Source : Engadget、AnandTech、NetbookNews.com
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