Qualcomm Snapdragon S4 MSM8960の性能が明らかに
Qualcommの次世代Snapdragon”Snapdragon S4”を搭載した製品がMWC 2012で発表されるとして話題となっています。そのSnapdragon S4の中でも最初に登場すると言われる「MSM8960」を搭載したAndroidスマートフォン(Qualcomm MDP・・・スマートフォン型開発キット)のベンチマーク結果がAnandTechで公開されました。既存モデルとの比較も行われています。
MSM8960は28nmプロセスで製造されるARMv7対応のCPUコア”Krait”を2つ搭載したデュアルコアのSoC。新しいパイプラインアーキテクチャーの採用などにより、”Krait”コアの処理性能は前作”Sorpion”コアより60%高いとされています。メモリ帯域幅は500MHz、LPDDR2のデュアルチャネルに対応します。GPUはAdreno 225を搭載。GPU性能はSanpdragon S3のAdreno 220と比較して50%高いとされています。
テストに使用されたMDPには、1.5GHz駆動のMSM8960、4.03インチWSVGA解像度のディスプレイ、1GBのRAM、16GBの内蔵ストレージ、Android 4.0.3(ICS)が搭載されていそうです。
上図はWEBブラウジング全般の性能を測定するQualcomm開発のベンチマークアプリ「Vellamo」のテスト結果。これによると、MSM8960を搭載したMDPのスコアは、Snapdragon S3のMSM8660を搭載したMDPよりも1.9倍高く、TI OMAP 4460 1.2GHzを搭載したGalaxy Nexusより2.2倍高いことが分かります。ベンチマークスコアなので実際の使用感も同様の差が出るということにはならないと思いますが、大幅な性能向上が期待できそうです。
Source : AnandTech
関連記事
週間ランキング
None Found