ドコモ、次世代通信「LTE」サービス”Xi(クロッシィ)”を発表、12月より一部の地域で運用開始
NTTドコモは29日に行われた2010年Q2の決算発表会において、次世代通信サービス「LTE」を”Xi(クロッシィ)”と言う名称で今年12月より一部の地域で運用開始することを発表しました。ドコモの公式WEBサイトにもXiのことが発表されています。
ちなみに決算発表会では、Q2にXperiaを含むスマートフォンを30万台販売、そのうちの9割がなんとXperia SO-01Bであることも発表されました。約27万台っていうことです。
とりあえずLTEが正式に発表されたということなんですが、LTE(Long Term Evolution)ってなんぞや?っていうのが正直なところです。
とりあえず、今の日本は第3世代移動体通信(3G)の普及期でして、来る第4世代移動体通信(4G)にすんなり移行できるように3.9Gという位置づけでLTEというサービスを展開することになっていたんです。そのLTEがいよいよ12月から東京、名古屋、大阪の一部の地区で試験的に運用開始され、ドコモは次のステップに進もうとしているということです。
そのLTEの特徴というのが、”高速”、”大容量”、”低遅延”というキーワード。一部の屋内施設では下り最大75Mbps、屋外では最大37.5Mbpsと、FOMAと比べて最大10倍以上高速、大容量になり、また1/4程度に遅延が抑えらるというからかWi-Fi g程度の快適さが見込めるようになります。比較するものが違う気もしますが体感的にはそんな感じでしょう。場合によってはWi-Fi nくらいになるんじゃないですかね。
そのLTEは今年12月から東京、名古屋、大阪の一部の地域に展開され、利用できるようになります。利用すると言ってもまずはLTEに対応したデータ通信カードからリリースされ、2011年度後半になり、LTEのカバー率がある程度高くなったところでLTEに対応する端末をリリースするとのこと。その予定に合わせてLTEに対応した基地局を増やしていく見込みだそうですが・・・。
もちろんLTEでは周波数変調方式が、従来のものと異なるため、3Gに対して後方互換が無いことからLTE対応端末が出てきたとしても当面LTEと3Gデュアルモードで動く端末が提供されることになるそうです。なので、LTEエリア内では高速に、LTEエリア外の3Gエリアでは従来の速度といった形になると説明されています。
また、当面のLTEサービスはデータ通信にのみ対応するらしく、音声通信に関してはLTEエリア内でもFOMA回線を利用するとのこと。
私自身も分からないことだらけですが、慣れの問題でもあると思いますので心配しなくてもそのうち分かるようになると思います。私も含めて。
ドコモ LTEサービス”Xi(クロッシィ)”
http://www.nttdocomo.co.jp/xi/index.html?ref=gp_top
参考:ITPro
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