HTC Oneシリーズ用の小型サブウーファー「HTC BoomBass」を紹介
HTCが今年のIFA 2013で発表したBoomSound対応機種用の小型サブウーファー「HTC BoomBass」を入手したので紹介します。
BoomBassは、Bluetooth 3.0+EDRとNFCに対応した手の平に乗っかるサイズのサブウーファーです。HTC OneやHTC Butterfly sなどのステレオスピーカー(HTC BoomSound)対応機種とBluetothのペアリングを行うことで、端末で再生した音楽の低音域がBoomBassから出力されるようになります。中~高音域は端末のステレオスピーカーより出力されます。スマートフォンで2.1chサウンドを実現できる製品です。
BoomBassを利用することで、音楽や映画などの低音域がより響くようになるため、音の厚みが増し、より臨場感が出ます。HTC Oneシリーズなどでさらによい音を出したい方にお勧めの製品だと思います。
では開封していきます。製品箱(上図)はBoomBassデザインです。同梱品はBoomBass本体と取扱説明書の2点だけ。
BoomBassの上下をスライドさせるとスタンドになります。そこにスマートフォンを横向きの状態でセットすればスタンバイ完了です。
音は上部の窪みから出力されます。BoomBassには1,200mAhのバッテリーが内蔵されており、フル充電で最大9時間のオーディオ再生が可能。充電はMicro USB経由で行います。左下のボタンはおそらくペアリングのリセットボタン?(取説に役割は明記されていませんでしたので)。
BoomBass上部にはNFCアンテナが内蔵されており、そこにタッチするだけでBluetoothのペアリング登録、Bluetoothの接続/切断を行うことができます。Bluetooth接続後は基本的にHTC Oneを横向きにして置いて再生するだけ。
私はHTC Oneとの組み合わせで使ってみました。BoomSound対応機種であれば対応するはずです。BoomSoundの適用範囲は通話以外の全ての音です。HTC純正の音楽アプリだけではなく、Google PlayミュージックやYouTubeなどの音楽・動画アプリの音も低音域はBoomBassから出力されます。
使用した感想を紹介します。一般的に、小さい音ではサブウーファーの効果はあまり得られません。BoomBassも同じです。スマートフォンの音量が音量調節範囲の下から3分の1程度までの小さな場合、BoomBassから出力される音はほんとわずかなので、その状態で聴いても音質は変化しません。
ところが、音量を中~最大の範囲に設定すると、BoomSoundからの音がよく響くようになり、映画館クラスには程遠いのでうが、臨場感のある感じになります。BoomSoundはこの音量で初めて威力を発揮する製品なので、大音量を音を聞く場合にしか使い物になりません。そういった状況になるのは、いつも大音量で聴いている人、パーティ会場などでのジュークボックスとして使用している時くらいです。自宅で小さい音量で聴いている場合に使用してもあまり意味はありません。
HTC Oneなどをお使いの方はBeats Audioを有効にした状態で音量を上げると、徐々にBeats Audioの効果が薄れていくことに気付くと思います。HTC OneをBoomBassに接続すると、HTC OneのBeats Audioが自動的にOFFになることから、BoomBassは大音量で音楽などを聴いている場合にBeats Audio相当の音質を実現するために作成されたものではないかと思います。
次の動画は音質ではなく、BoomBassを利用することで、音質が変化するところに注目してください。スマートフォンで録音したため音はモノクロ、低音はあまり拾えず、リアルな音質は全く再現できていません。動画では、BoomSoundのOFF→ON→OFF→ONを行っています。消音になるところが切り替えポイントです。
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