HTCとSamsungのエイプリルフールネタがかぶるという珍事
4月1日のエイプリルフールの日には世界中の個人や企業がジョークを次々に発表している中、スマートフォン分野で競合しているHTCとSamsungのネタがかぶるというちょっとした珍事が起こりました。
HTCは「HTC Gluuv」と呼ばれる90年代のSF映画に出てきそうスマート手袋を発表しました。これはHTC One(M8)をドッキングして利用するものです。HTCはGluuvと一緒にGluuvで掴むとアクティブになるラジカセ「BoomBass」も発表しました。また、Gluuvの親指を立てるとFacebookで”いいね”を付けることができるなど、ソーシャルサービスとも連動します。
さらに、ウェアラブルデバイスではありえないほど高解像度な8720万画素カメラを搭載。Gluuvではスマート手袋の機能をサードパーティアプリによって拡張できるようにもなっています。
Samsungは「Samsung Fingers」と呼ばれるスクリーン、各種センサー、通信機能を備えたスマート手袋を発表しました。これは、厚さ0.2m・質量1gの極薄軽量の手袋で、内部に4K解像度の”フレキシブルSuper Emo-LED”ディスプレイ、1,600万画素カメラ、5Gワイヤレス・Wi-Fi 902(?)などの次世代ワイヤレス通信規格をサポートしているそうです。
ディスプレイと指に仕込まれたマイクで通話することはもちろん可能で、Samsung Fingersに何かの物質を置くと、それを認識してユーザーにその物質の状態やどう取り扱えば良いのかをディスプレイを介して知らせる「Palm-Rec」機能、Samsung Fingersの位置エネルギーと運動エネルギー(あるいは熱エネルギー)を活用して掴んだ物質(例えば飲料)を理想的な温度に保つ「ThermoPad」機能、手袋に向かってつぶやいた言葉を増幅してブブゼラ並みに大音量で伝える「Voice & Snap Amp」機能、手の平を太陽に向けるだけでSamsung Fingersを充電する太陽光充電機能「S Charge」、Samsung Fingersを装着した手を特定の形にするだけで着信拒否や応答などの操作を実行できるジェスチャー機能などを搭載しています。
HTC Gluuvはビジュアル的にインパクトがあって、それを見ただけで笑ってしまいます。一方、Samsung FingersにHTC Gluuuvほどのインパクトはありませんが、紹介ページを読み進めていくと、なるほど~と思わせるような機能が多数盛り込まれていることがわかり、じわじわと笑いがこみ上げてきます。
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