ソフトバンクとKDDI、MVNO業者などへの回線の貸出で交渉中
ここ2~3年の間に急増しているSIMカードの単体販売は、これまでNTTドコモのネットワークを利用したMVNO業者のものがほとんどでしたが、ソフトバンクやKDDIのネットワークを利用した通信サービスも今後登場する見込みです。日経がソフトバンクとKDDIも回線の貸出で他社と交渉を行っていると報じました。
日経の報道によると、ソフトバンクとKDDIはMVNO業者などとのレイヤ2接続に必要な接続約款を公表しており、ソフトバンクは日本通信と、KDDIは関西で知名度の高いケイ・オプティコムと交渉しているそうです。2社のうち、日本通信は早ければ今夏にソフトバンクのネットワークを利用したデータ通信サービスを提供する予定とも伝えられています。
他社への回線貸出を行っているのはこれまでNTTドコモだけなので、今後は、ソフトバンクとKDDIがこの分野に参入することで、今以上に価格・サービス競争が激しさを増すものと予想されます。この件に関する詳細はまだわかっていませんが、ユーザーにとっては、例えば、もっと安いプランを利用することや持っているスマートフォンの対応周波数等に応じてSIMカードを切り替えることが可能になるなど、さらに選択肢が増えることになると思います。ソフトバンクとKDDIの端末とSIMカードをセットにした格安端末の販売も行われそうですね。
Source : 日本経済新聞
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