最新のCyanogenMod 11のソースコードにパフォーマンス調整機能”パフォーマンスプロファイル”が追加、AntutuやQuadrantが調整対象に
AndroidベースのカスタムROMで人気の高い「CyanongenMod」に特定のアプリで端末のCPU・GPUの性能を高める「パフォーマンスプロファイル」と呼ばれる機能が追加されました。
この機能はCyanogenoModのコードレビューサイトで最近発見されたもので、Samsung端末の一部に実装されて問題となっていたメジャーなベンチマークアプリでCPUとGPUのスケーリング設定を変更してスコアを高める機能に似ています。
パフォーマンスプロファイルは、ハードウェアの状態だけでなく、現在使用中のアプリの両方に応じて高度なパフォーマンスの最適化と省電力化を適用することができるようになり、より強力な機能に成長しようとしています。
CyanogenModの場合は、「Automatic Performance Profiles」と「Advanced Power Saving Mode」の2つのモードがサポートされる予定で、前者にはAntutuとQuadrantの2アプリがプロファイルの対象に含まれています。今後リリースされるCyanogenMod 11 Nightlyでこれらのアプリを実行すると、以前よりも高いスコアが出るかもしれません。
パフォーマンスプロファイルが調整するのはハードウェアの標準パラメータの範囲内らしいので、SamsungやHTCの一部の端末のように3DMarkから追放されることはないと思いますが、CyanogenModを搭載した端末はけっこう多いので問題とされる可能性も十分あります。
現在の「Automatic Performance Profiles」の対象リストは静的なものですが、今後はユーザーがアプリ毎に対象に入れることも可能になるとされています。
Source : CyanogenMod
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