ライフメディアが“歩きスマホ”の調査を実施、約6割が「規制したほうが良い」と回答
スマートフォンユーザーが増える一方で、社会問題として認知されるようになっている“歩きスマホ”に絞った調査レポートをライフメディアが発表しました。
同社は、5月16日~5月21日までの間、10代~60代の全国の男女1,200人にアンケート調査を行い、その結果を発表しました。
まずは、“歩きスマホ”の認知度については、この言葉を知っていると回答した方は全体の76%で、スマートフォン所有者はその84%が知っていると回答しました。けっこう認知度は高いようですね。
次に、「“歩きスマホ”をすることがあるのか」を質問したところ、スマートフォン所有者の62%が「ある」と回答しました。“歩きスマホ”経験者は6割を超えているのですが、認知度よりもだいぶ低いのが少し気になります。個人的にはスマートフォン所有者の99%は歩きながらスマートフォンを操作したことあるはずだと思うので、したことあるけど無いと言いはる方もこの中には含まれていると思います(どうでもいいことですが・・・)。
また、“歩きスマホ”の経験者に「人にぶつかりそうになったことがあるか」を質問したところ、8%が「ぶつかったことがある」と回答し、40%が「ぶつかりそうになったことがある」と回答しました。ほぼ半数の“歩きスマホ”経験者が危険な目に遭ったことになります。
逆に、「“歩きスマホ”をしている人とぶつかったことがあるか」を質問したところ、14%が「ぶつかってきた」と回答し、39%が「ぶつかりそうになったことがある」と回答しました。こちらもほぼ半数が危険な目に遭ったり、遭いそうになったりしています。
ではなぜ歩きスマホをするのか、「“歩きスマホ”中に使用する機能」を質問したところ、男性は「地図」、女性は「メール」が上位でした。どちらもケータイ時代から屋外で使う機能の定番ですね。この実態を見たアプリベンダーは、“歩きスマホ防止”機能を謳うアプリを出してきそうです。
最後に、「“歩きスマホ”を法令や条例で規制したほうが良いと思うか」と質問したところ、60%が「規制したほうが良い」と回答し、スマートフォンを持っていない方の71%が「規制したほうが良い」と回答しました。この質問に対しては、スマートフォン所有者は50%が「規制したほうが良い」と回答しました。これまでの統計から、“歩きスマホ”で危険な目に遭わなかった方は規制に対して疎い、あるいは否定的の方が多いのではないかと思います。
“歩きスマホ”はほぼモラルの問題と言えるので、規制が難しいというのが現状だと思います。ただ、今回の調査で、“歩きスマホ”の認知度は高く、また、危ない目に遭った方や規制した方が良いと回答した方が半数以上を占めることもあり、危険を回避するために何らかの対策を講じる必要があると思います。そういう私はというと、(胸を張って言えませんが)“歩きスマホ”常習者です。しかも、危ない目に遭ったことはこれまでに一度もありません。
Source : ライフメディア
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